たくさんのしあわせ

辛いことだけ数えちゃ駄目でしょ
しあわせいくつかあったはず
あれで損した
これで傷ついた
言わないのよ過ぎたなら笑いましょ
(たくさんのしあわせ/さだまさし)

 これこそ「しあわせスパイラル」。しばらくエンドレスで聞いて精神環境を回復させなければ。そして再び「しあわせスパイラル」を目指そう。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

しあわせスパイラル滞りました

 「しあわせスパイラル」ではなく、「アンチしあわせスパイラル」に陥っているような気がする。って、こういう精神環境のときにブログを書いちゃ駄目だって。冷静に、客観的に書くことができれるときじゃないと。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

潮時と塩沢ときの違いがわかるかい?

 残業を断るだけで一苦労。残業生活は確かにしんどいけれど、体調に気をつければ、要するに飲み過ぎなければ、続けることができないわけではない。強制される感じが嫌なのだ。当初は、上司の方から残業を頼んできたのだが、いつの間にやら週に4日が当然のようになっている。これは工場によって月の残業時間が決められているからで、派遣は30時間までだから、2時間の残業を15日、1週間に4日が限度である。そもそも、僕が残業を頼んでいるわけでもないのに、どうしてこちらから訊かなければいけないのか。かといって、今週の予定を聞いていないので定時で帰ろう、というようは真似をするわけにもいかない。小学生じゃないんだから。あとで揉めるのも面倒なので、仕方なく僕の方から残業予定を聞いている。湾岸倉庫との違いはここなんだよ。繁忙期は毎日残業、会社カレンダに関係なく休日出勤。社員もバイトも、残れる人はいつまでも残れと言われたけれど。無理なときは、定時で帰ることができた。これは、バイトや派遣の人数の違いが大きい。僕が帰ったところで、稼ぎたい人たちは残っているので問題はない。今の職場は、というか、今の作業場は、上司と若い社員と僕しかいない。僕が帰ると、僕の作業をする人がいなくなってしまう。そのため、残業を簡単に断れない。今の仕事を始めたころは、6連勤の残業続きでもやってやる、と意気込んでいたけれど、そのような気持ちが今はもうない。確かに、体調不良で当日欠勤という迷惑を掛けているけれど、残業がしんどくて体調を壊してしまう、と言っても伝わらない。だから、月曜を定時上がりにしてもらっても、じゃあ火曜から金曜まで残業な、などと言われてしまうのだ。ぬわーん。6月末に、土日を挟んで欠勤してしまったことがあったけど(月火のことはブログに書いていないけど)、このとき担当に頼んだんだよ。派遣の少ない職場で担当から意見してもらっても、僕が言ったことがすぐに解る。それなら、不備があれば上司に直接言えば良い。そう考えていたけれど、何度言っても通じないので、担当を頼ることにしたのだ。工場に伝えてくれたようなので、残業を減らしてもらえる安心と、言うべきことを言ってもらった不安から、その日は朝から淡麗生を飲んで出勤したのだが、今週はなしでいいけど、来週から残業な、と言われてしまうのだ。って、なんでやねん。完全に残業をなくされたら給料が減って困るということもあったけど、これまで通りってなんだよ。こちらは覚悟して担当に相談したのに、この展開は予想してなかったわ。とはいえ、7月に入って、ようやくクーラが使われるようになり、かなり楽になったことで、仕方なく残業生活を続けてしまう。それでも、やはりしんどくて。7月末に休んでしまう。飲み過ぎによる体調不良もあったけど、今日も残業しなければいけない、と考えたのが原因である。翌日も行けなかったので、欠勤連絡のときに偉いさんに訴えようとく、えいやっと酒を飲んで電話を掛けたところ、新人の事務員が出て失敗に終わった。6月末も7月末も、上司との不仲を覚悟してのことだったのに、どうしてこう上手くいかないものか。あるいは、伝わらなかったことを良かったと思うべきか。などと余り良くない現状維持を続けていたのだけれど。7月31日の朝が決定的だった。定時で上がれば、夕方から夜の診察時間に間に合うので、MRIの診断結果を聞くことができる。土曜まで待つよりも、早めて済ませてしまいたかった(所持金が心許無くて、結局は行けなかったのだが)。どうにか、定時で帰れることになったけど、そんなことばかり言ってたら仕事にならへんわ、と上司に言われた。派遣が2時間残業をするだけで、仕事になるならないもないだろうと思ったので、これは気にしなかったけど、そんなんだと代えてもらわんといけなくなる、と言われてかちんときた。それはこっちの科白だろ。僕と代えて、残業を毎日やりたい奴と入れ替えろよ、と思ったけれど、どうにか口に出すのは我慢した。口にしたら戦争だろうがっ、という言葉は勢いで言わないようにしている。口にしたら取り消せないし、もし言うのであれば冷静にタイミングを計らなければいけない。この件で、惰性で仕事を続けるのではなく、辞めることをきちんと考えておかなければ、と思った。ここまで長く続けるとは思わなかったので、なあなあになっていたけれど、2年7カ月も続けてしまった以上、3年を超えたらどうなるのかを訊いておかなければいけない(百貨店内書店約3年というのはサバを読んでいるので、今の職場がもっとも長い)。帰ってすぐに担当に電話をしたところ、工場との交渉次第で3年を超えても勤められるとのことだった。正社員登用されることはないだろうから、アルバイトとして直接雇用してもらうしかない。その場合、給料の支払いが月1度になってしまうのが厳しい。と考えていたけれど、派遣のままで続けられるようだった。現状のまま続けられるのかが気掛かりなため、担当には今年中に辞めるかもしれない、と伝えておいた。聞くべきことは聞いたので、あとは考えるべきことを考えるだけである。

 その一。言って続ける。

 その二。言わないで続ける。

 その三。辞める。

 燻っているのは、仕事がつらいとかしんどいとかいうことではなく、残業が断りにくい状況である。上司に言って伝わらないのなら、更に上の社員に相談する、あるいは、担当に再度頼み、直属の上司に伝わっていないことを話した上で、工場に伝えてもらうしかない。どちらにしても、上司との関係が不穏になり、仕事がやりにくくなるわけだが。残業を減らすために、それは覚悟しなければいけない。
 上司の言った、別の人間と代えてもらうことができれば理想だけれど、これは残業を断る僕に怒った勢いで言ってしまっただけだろう。つまり、続けるのであれば、今の上司の下、同じ作業場で、ということになる。
 その一。言って続ける。はできれば避けたい。挨拶が帰ってこないだけで、無視されたのではないかと疑心暗鬼に陥ってしまう僕が、そのような状況で仕事を続けられるわけがない。
 その二。言わないで続ける。現在、この状況が続いている。自分から自分からやりにくくしてどうするのか、と考えてしまうのだ。それに、残業で助かっているところもある。残業を断るのは諦めて、どうしても休みたいときは事前に有休を取ることにして、残業生活を続ける。残業代を目標に、残業代2000円のために働く。
 その三。辞める。これがもっとも手っ取り早い。とはいえ、今の職場を大阪で最後の仕事と決めている以上、不本意な辞め方をしたくはない。ひと月前か、ふた月前には辞めることを伝えておきたい。期限が決まっていれば、残業生活が残りひと月、あるいはふた月だけというのなら、どうにか続けられるかもしれない。

 そんな感じでかなり深く考えてみたけれど。選べる選択肢はほとんどなくて、最初から決まっていたかのように、その二→その三なんだよな。言わないで続けて、時期が来たら辞める。問題はその時期で。マイナンバカードを手に入れたあと、退職、引っ越しの手続きをするのがベストタイミング。と決めていたのに上手くいかず、現在の仕事をだらだらと続けているのだ。結局はここか。地元に帰ると決めて、仕事を辞めなければいけないのに。いい加減、えいやっと決断してしまわなければ。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

バレンタインが面倒臭い

 正確には、お返しをどうしようか迷うのが面倒なんだが。百貨店内書店のときは、女性従業員が男性従業員全員に渡していたので、お返しも男性従業員全員で返していた。目立ちたがりで仕切りたがりの先輩がいたから、その人にお返しの代金を渡しておけば、何かしら適当なものを買って女性従業員たちに渡してくれていた。もらうものをもらっても、きちんと返しているので抵抗はなかった。
 今の職場では。同じ部署のパートのおばちゃんが、社員や派遣に関係なく、好意でチョコレートを渡してくれる。お返しが面倒なので要りません、などと答えられるほど僕は強くない。ありがとうございます、と受け取っている。
 最初の年は、とにかく仕事を続けることが第一だったから、そんなことを気に掛ける余裕はなかった。同じ作業場の上司と若い社員は、それぞれお返しを渡していたようだけど、それがホワイトデーだと気づくのはかなりあとになってから。このようなイベントに参加したことがないので、バレンタインと繋がるとは思わなかったのだ。
 2年目。つまり去年は、上司と若い社員がパートのおばちゃんに何か渡しているのを見て、その日がお返しの日だと気づいたものの、何も用意していない。タイムカードを押すときに重なって、お返しを用意するのを忘れていました、と言わなくて良いことを言ってしまう。渡すものがあって、それを忘れて後日渡すというのならともかく、用意していませんでした、と言ってどうするのか。これは明らかに失言だった。
 それを踏まえての3年目。即ち今年は、もらったときにお詫びとお礼を言っておいた。「すいません、ありがとうございます」と。一件、なんでもないお礼のように思えるけれど、「(お返しができないだろうけど)すいません、(今年もチョコレートを)ありがとうございます」という僕の気持ちを込めていたのだ。とりあえずはこれで良し。言うべきことをは言っておいた(伝わっていなくても)。
 お返しをするのが嫌というのではなく、誰かに何かをあげたことがほとんどないので、何をどうすれば良いのかが解らないのだ。おばちゃんの方でも、お返しを期待しているわけではないだろう。それに、同じ部署の高齢の社員のたちも、お返しをしている様子はない。僕もこちら側に属しようと思っている次第。
 ただ、このような記事を書いてしまうほど気に掛かっているのなら。それ用の商品をスーパやコンビニで見つけたときに買っておけば良い。気づかなかったり、いつの間にか当日になっていたのであれば、それはそれで構わないとしよう。もらったお礼はきちんと言ってあるのだ。というか、仕事とは関係のないこのようなことで悩むのはアホウらしいよなあ。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

8年間もへたれ続けて

 欲しい本の在庫がその店にしかなかったため、1年振りに行ってきたけれど。かつての同僚に挨拶すらできないとは。もし見掛けたら、このように声を掛けよう、このような話をしよう、という想像はいくらでもしていたのに。実際には、近づくこともできず、早々にその店をあとにしてしまった。なんだろうな、この感情は。喧嘩別れしたことを後悔しているのなら、謝れば良いだけの話なんだが。結局、それができないんだよ。へたれさ炸裂っ( ノД`)シクシク…
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

同じ高み

 毎年6月と11月は、決まってあの子のことを思い出していたのだが、いつの間にか7月になっていた。6月はしんどい仕事が続いていたので、思い出す暇もなかったのかと思ったけれど、その状況が続いたのは精々10日ほどである。むしろ、落ち着いたことにより思い出してもおかしくはない。
 それがなかったということは、おそらく納得できたのだろう。当時の大学生、つまり、今の30代にとって、自殺は特別な死因ではない。あの子がどうして死んだのか、なんて考えるのは意味がない。大学生がスマホを持ち、「ポケモンGO」をやっていたところで、誰がそれを不思議に思うのか。あの子が普通に死んだなら、僕は普通に生きるだけ。それだけのことじゃないか。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

162円の帽子をかぶる僕

 僕がほぼ1日中帽子をかぶっていることは前に書いた。
 ところが最近、私物の帽子の鍔が破れてしまった。かぶる分には問題ないけれど、破れた帽子をかぶることに問題がある。おしゃれに興味がないとはいえ、人前でみっともない格好をするのは避けたい。それくらいの分別は持っているのだ(威張ることではない)。
 ただ、帽子を買いに行く時間が取れないので、応急処置的に自宅近くの100円ショップで162円の帽子を買ってきた。とりあえず、これで休みまで持たせよう。安いだけあって、布地が少ないし、かぶると違和感がある。これは買い替えるしかない、と初日にして思ったのだが、2日、3日と使ううちに慣れてきてしまった。いつの間にやら、2週間が経っている。なんてことだ、162円の帽子を人前でかぶっても、僕は平気な人間になっていたのか。
 いや、安いから粗悪、高いから優良と一概には言えないけれど。もうしばらくはこの帽子を使っても良いかもしれない。元は充分に取れている。帽子を買えるくらいの給料はもらっている。本当だよ。
 思い返してみると、財布も同じような買い方をしている。小銭入れといった方が正確か。それまでは、1000円か2000円か、そこそこの財布を使っていたのだが、それが壊れてしまい、応急処置的に自宅近くの100円ショップで108円の財布を買ってきた。この財布を、結局は2年近く使っている。108円の財布が半端ねぇ! 財布を買えるくらいの給料はもらっている。本当だよ。
 この財布を買ったのは、当時の仕事を体調不良で欠勤した日である。例によって、ずるずると休みが続き、結局は辞めてしまったという苦い思い出が憑いている(誤字ではなくて)。

 帽子のことに触れたので、ここで解答編を載せておこう。1年以上、帽子をかぶって食事を続けていた僕が、食堂で帽子を脱ぐことにした理由とは? 問題編を読んでいない人は、先にそちらを読んでね。

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それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

交代制昼休み

 本来は、「この頃なんだかおかしな具合になってきたなあ……」という記事で書くつもりでいたけれど、長くなりそうなので触れなかったことを書いておこう。新しい作業のことではなく、昼休みとペットボトルのことである。

 以前書いたように、今の職場は昼休みが交代制になっていて、早い方と遅い方に分かれている。本来の作業場だと、僕と若い社員が同じ時間帯、上司が別の時間帯である。別場所で作業をするときは、担当の年配社員とパートのおばちゃんの昼休みに合わせなければいけない。早い遅いに関係なく、僕が手伝うのは遅い方の昼休みが終わる時間まで。手伝いに行く僕が、ひとりで作業ができるはずもなく、時間帯を合わせるのは当然のこと。ただ、別場所の昼休みは、これまでとは別の時間帯である。
 つまり、以前の昼休みには会わなかった人たちと食事の時間が重なり、僕が座る席を新しく探さなければいけない。最初に話を聞いたとき、新しい作業よりも、こちらの方を億劫に感じた。食堂の席は自由なので、どこに座っても良いはずだけど、暗黙の了解で、だいたいは座る位置が決まっている。
 また、これまでの昼休みは、若い社員が多く、年配社員が少し混ざっているくらいだった。そこで見掛けない人たち、壮年の管理職、年配のベテラン従業員、パートのおばちゃん、周りの迷惑を気にしない、自信と貫録を持っている人たちが一緒になると推測できる。俺の席に座るな、などと言う人はいないだろうけど、誰かの席に座ってしまうことは避けたい。

 もうひとつ億劫なことがある。僕はペットボトルに麦茶なり烏龍茶を入れて、職場に持っていく。これまでは、作業場近くの休憩室というか荷物置き場のようなところに置いておき、5分休憩や、食堂から戻ってきて飲むことが多かった。本来の作業場と、手伝いに行く別場所は、それなりに離れているので、取りに戻っていたら、5分休憩など終わってしまう。別場所で作業を始めると、それは別場所の荷物置き場に置くことになる。冬場なら、水分補給は最低限で良いけれど、夏に向かうこれからの時期、休み時間に水分を摂らないのはきつい。
 さて、昼休みにペットボトルをどうするか。昼休みが早い方であれば問題はない。別場所の荷物置き場に置いておき、食事を摂って昼休みを終えたら、別場所に戻って作業を再開する。時間が来たら、ペットボトルを持って、本来の作業場に戻れば良い。昼休みが遅い方だと、別場所での作業を終えて、食事を摂ったあと、本来の作業場に戻るのが自然な流れである。
 ただ、その場合、ペットボトルを食堂に持っていくことになる。僕はいつも、食堂に用意されたお茶を飲んでいるのだが、ペットボトルを持っていくと、お茶を飲みにくくなるのではないか、と考えてしまった。ペットボトルを持っているのに、なんでお茶飲んでるん? などと言う人はいないだろうけど。
 それなら、別場所の荷物置き場にペットボトルを置いたままにして、食事を終えたあとに取りにくれば良いのだが、別場所には常時動かしている機械はないので、昼休みが来ると、作業場の電気はすべて消されてしまう。昼休みに戻ってきて、こそこそ作業場に戻り、荷物置き場を物色するような真似は避けたい。というように、新しい作業に対する不安もあるのだが、作業以外のことも、いろいろと心配してしまうのだ。

 それのどこが心配事なのか、と思う人が多いだろうけど、僕には不安要素でしかない。ブログで書いているのは、ほんの一部分だけ。僕の半分は不安でできている、と言っても過言ではない。僕のブログを読んでいる人は、これを区切りに、読むのをやめた方が良い。僕はこんな人なんだよ。へたれさ炸裂っ(ノ゚⊿゚)ノカシューン! 

 そんなわけで。別場所手伝い最初の週のことを書いておこう。
 初めての作業なので、最初は年配社員にいろいろと注意された。違う、そうじゃない。椅子と脚立、全然違う、全然違う。みたいなことは言わないけれど。それでも、2日、3日すると、ある程度は慣れてきた。それに、別場所での作業は、製品を加工する作業ではなく、加工した製品に処理をする作業なので、機械油で汚れることがない。こちらの作業も、それなりに利点はある。午後からは、機械油で汚れる作業に戻るれど。作業内容のことはこれくらいにして。本題に入ろう。
 初週は昼休みが遅い方。ペットボトルはどうしようか、結論が出ないまま、初日を迎えてしまった。このままだと、真っ暗になった作業場に取りに戻らなければいけなくなる。と思っていたのだが、昼休みになる直前、5分前くらいに気がついた。ロッカに置いておけば良いのではないか。ロッカのある更衣室は、別場所のすぐ近くにあるのだ。
 つまり、昼休みになったら、ペットボトルをロッカに置いておき、食堂で昼食を摂ったあと、ロッカに取りに戻れば良い。ロッカならば、気兼ねなく出入りすることができる。食堂からロッカに戻り、更に本来の作業場に戻ることになるけれど、やきもきして別場所の荷物置き場に置いておくよりはずっと良い。なんてことだ、ここへ来て、究極の抜け道を紡ぎだすとは。
 昼休みになると、年配社員によって作業場の電気が消された。僕はペットボトルを持ってロッカへ向かう。ペットボトルをロッカに置くと、急ぐことなく食堂へ。ある程度、席が埋まっている状態で、空いている席に座ろうと考えたのだ。ただ、それでも早かったようで、席に着いている人の方が少なかった。たぶんこれは、昼休みになってすぐに食堂へは行かない、煙草を吸ったり、水を飲んだり、一休みしてから食堂へ来る人が多いからだと思われる。なんという誤算。
 来てしまった以上は仕方がない。カウンタで定食を受け取り、誰も座っていないテーブルの端に座った。そこで食事をしていたら、年配のベテラン従業員たちが同じテーブルに座り始めた。なんてことだ、ここはおじいちゃん席だったのか。僕の座っている場所も、本来は誰かが座っている席かもしれない。だが、そんなことを訊く勇気を持っていないので、僕はそそくさと食事を終えて席を立った。
 それでも、食べている間に、おおよその把握はできた。この時間の食堂は、管理職が座るエリア、年配従業員が座るエリア、パートの人たちが座るエリア、そして、若い社員が点在するエリアに分かれていた。僕が座るべきは、若い社員が点在しているエリアである。この中の空いた席に座るのがベスト。
 結局、この週は、毎日違う席に座った。どの席が確実に空いているかを見極める日々だった。そして、カウンタからもっとも遠いテーブルが、いつも空いていることに気づく。確かに、不便な席だけあって、誰も使っていないのだろう。いよいよとなれば、あの席に座ろう。どうにか、最低限の安全は確保できた。まったく、仕事とは関係のない不安に、僕はいつもやきもきさせられているのだ。
 4月9日にして、食費が1万5000円を超えてしまったのは、これらの不安要素が原因である。食堂の席はどこに座れば良いか、ペットボトルはどこに置いておけば良いか、そのことが不安で酒を飲んでいたのだ。こんなことで怯えてどうするのか、と思うけど、心配なものは仕方がない。酒を飲んで解決する問題ではないのだが。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

ナイショの話

ナイショの話

 僕とあの子が所属していたサークルがこれだ。いや、アニメ研究会ではなくて。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

消せない悔しさは 戦うしかないよね

 僕の尊敬する御三方の端的で的確な文章により、マイナス対策は終わったんだけど、それらを踏まえた上で、僕の経験と対策を書いておこう。まさしく余計な蛇足になるけれど。

 おかしな人間はいくらでもいる。
 これは、湾岸倉庫時代に思い知らされた。同期アルバイトに、言葉が通じない相手がいて、一緒に仕事をすることにどうしても耐えられなくなったので、それを理由に、仕事を辞めようとしたことがある。そのとき相談した上司が(正確には上司の上司)、僕の話を聞いて、所属部署を変えてくれた。言葉の通じない相手と離れることになり、どうにか仕事を続けられるようになった。
 このとき、あれだけ頭のおかしい人間とは、もう会わないだろう。こんなにもしんどい思いをするのはこれで最後だ、と考えてほっとしたのだが、そんなことはなかった。それから1年も経たないうちに、それ以上に言葉が通じない相手が現れる。
 そのときに、言い方は悪いけど、頭のおかしい人間はいくらでもいるのだ、と思った。できれば、そのような人間とは会いたくないのだが、湾岸倉庫を辞めて以降も、頭のおかしい人間と関わっている。ブログには書かなかったけど、というより、ブログに書こうとさえ思えなかったので、2014年の4月以降、しばらくブログを書く気が起きなかったのだ。
 おかしな人間はいくらでもいる。今後、生活や仕事が安定したとしても、いつかは言葉の通じない人間が現れる。そのことを年頭に置いておくべき。

 最終的には時間が解決してくれる。
 上記のようなことを書くことができたのは、3年、4年が経ってようやく、客観的に考えられるようになったからである。当時のブログに顕著だけれど、思い出すたびに、考えるごとに、感情的になってしまい、冷静に捉えることができず、酒ばかり飲んでいた。
 坊主憎けりゃ袈裟まで憎いではないけれど、何もかもにムカついていたのだ。そのような感情は、相手がいなくなったから、会わなくなったからといってすぐに消えるものではない。1年目の相手が西村賢太に似ていて、2年目の相手が当時売れ始めた芸人に似ていたので、本を読んだり、テレビを見たりすると、連中のことを思い出してはムカついて、苛立って腹立っていたことがあった。西村賢太も、その芸人にも、まったく関係がないというのに。
 この感情に対してはどうしようもない。そもそも相手がいなくて、現在では関わりがないのだ。とにかく、時間が経ち、記憶が薄れるのを待つしかない。ただ、なんらかのきっかけで、唐突に思い出してしまうことはあるわけで。そのときに、思い出すままにしていたら、ひたすらムカついて、過去の腹立ちを思い出すだけである。
 その対策としては、それ以上考えないこと。あのときはムカついた、腹が立ったということを思い出しても、それ以上に踏み込まない。こんちくしょう、と思うに留める。考えない時間を長くして、当時抱いた思いを、考えを、忘れるようにする。そういえば、そんなことがあったな、と軽く思えるようになるまでは、過去の腹立ちを思い出さない、思い出してもそれ以上を考えないようにするのだ。
 最近になってようやく、西村賢太や売れている芸人を見て、この人は西村賢太だ、この人は芸人なのだ、と思えるようになった。3年、6年、9年と経つうちに、記憶も思い出も薄れてくる。いつの間にか、忘れているのが理想である。

 そんな感じで、これで安心マイナス対策、プラスアルファも終了。これらを踏まえた上で、僕は自分の「しあわせスパイラル」を目指そう。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

フリーターだけど家は買えない。

 実家でフリーターやってる人がマジで羨ましいです。ご飯を作ってもらえるとか、助けてもらえるとか、そういうことじゃなくて、家族がそこにいるってだけで羨ましい。いらないなら俺にくださいその家族w
(34歳職歴なし 初めてのハローワーク/無職太郎)

 ひとり暮らしを続けていると、無職太郎さんの言葉が身に沁みる。友達や恋人ができなくても、家族と仲良くできますように( ノД`)シクシク…
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

これで安心マイナス対策(終)

 思い知らせてやりたい人間は、そもそも思い知ることができない人だ。

 これは、本当にこういうことなのである。どうしようもない、といえばそれまでだが、もともと思い知る能力がないから、思い知らせてやりたいと他者に思わせるような行動を取ってしまうのだ。だから、思い知らせることは諦めて、もっと噛み砕いて丁寧に説明をするか、無視して離脱する(関わらないようにする)かしかない。
(つぼやきのテリーヌ/森博嗣)

 そうなんだよ。結局はこういうことなんだよ。「しあわせスパイラル」の始まりが遅れたのは、書くつもりではなかった「最後に残った道しるべ」「他人の幸せより自分の幸せを」を書いたのは、思い知ることができない人に対して燻った気持ちが残っていたからで。
 そういう人間に何を言っても無駄なので、これ以上関わらない。近づかない。マイナス対策はこれでお終い。これ以上は考えない。僕は自分の「しあわせスパイラル」を目指そう。

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それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

20代、30代の死因のトップが自殺

 知っている人はとうに知っていたのだろうけど、20代、30代の死因のトップが自殺であることを僕は最近知った。あの子の生き方は特別だったけど、死に方はべつに普通だったのか。今の時代、自殺したことのない人の方が少ないだろうし。あの子の死に方については、これで気にしなくて済みそうだ。
 あの子に関する記事は、「思い出と記憶って、どこが違うか知っている?」という始まりを書いて、「そしてそれから」という終わりを書く予定。ただ、思い出したことを書く、ということができないんだよ。もしかしたら、数年後には書けるかもしれない。あるいは、10年経っても書けないかもしれない、みたいな感じで。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。
あのねこながい。
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プロフィール

もぐさ

Author:もぐさ
30代フリーター。アルバイトで食いつないでいます。

体調維持。腹八分目。消化で体力を消耗しない。節約して貯金。同情より金。とにかく金。同情するなら金をくれッ!!

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