悪因悪果

恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2011-12-21
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「償いと言うやつか? 昔お前を酷い目に遭わせたのだから、その埋め合わせをしろとでも? そりゃあ、なんというか……、大きくなったな、戦場ヶ原。おっぱい以外も」

 西尾維新氏の『恋物語』を読了。物語シリーズ・セカンドシリーズ最終巻。表紙イラストが5年振りの戦場ヶ原、「彼女が選んだのは、真っ黒で、最悪の手段だった……」というリードに偽りはないけれど、何かいろいろと誤解させてるな。なんでお前が語り部なんだよ、貝木泥舟。言い回しがくど過ぎるぞ、デビューしたころの西尾維新か、お前は。サングラスをかけたアロハ服の、陽気な男がそこにいた──って、異邦の騎士か、お前は。戦場ヶ原が仇敵の貝木を頼るとは、戦場ヶ原の初恋の終わり、まさに、ひたぎエンドというべきか。
 貝木が語り部なので、これまで知ることのできなかった、貝木の内面が良く解る。陰気に見えても、意外と陽気なんだな。それに、阿良々木や戦場ヶ原と違い、ビジネス書で紹介されるような手法を使って行動している。高校生がやったら、違和感があり過ぎるからな。おっさんの貝木にはぴったりだ。詐欺師だけどな。
 『囮物語』の終盤で千石が予告していた、いかにも総力戦といった最終決戦にはならなかった。本作は、貝木泥舟が千石撫子を騙す物語、それだけの話なのに面白い。貝木サイコ―、惚れ直したぞ、みたいな。千石の予告通りの展開だったら、おそらくは、どこかで見たような、ありきたりの物語になっていただろう。どこにでもある、無難な最終エピソードにならなかったのは、貝木が語り部(もしかしたら主人公)だったからこそ。
 完結編でありながら、いつも通りのテンションと展開で、事件も地味なアリバイ崩しだった、『スパイラル 推理の絆』みたいだな。いや、貝木の語りに突っ込みたいところは山ほどあるけれど、本当に面白いよ。セカンドシリーズ最終巻に相応しい。けど、このあと、ファイナルシーズンに続くんだよ。
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

くらやみ

鬼物語 (講談社BOX)鬼物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2011-09-29
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「そんな中、せめてわたし達だけは自由でいたいものですよね! 八九時真宵、十歳でーす! パンツとか見せまーす!」
「奔放過ぎる!」

 西尾維新氏の『鬼物語』を読了。廃墟となった学習塾の教室に、トランクス一丁の変態がいて、その周囲に少女と幼女と童女がいるという、とんでもなく豪華なシチュエーションで、そんなことしちゃ、ダメ、ゼッタイ、という話。忍=八歳、八九寺=十歳、斧乃木=十二歳。うわぁい、ロリコン万歳。って、僕はロリコンじゃないよ。キリッ。
 閑話休題(それはさておき)。「シリーズが終了した振りを何度も何度もしつつ、さながらゾンビのように蘇り続け、いつまでもだらだらと続く連作小説もありますけどね!」「やめろ。自虐的なことを言うのをやめろ」という、冒頭の会話がすべて。キャッチコピーとか、あらすじとか、すべてが結末に至る伏線。さて、長く続いたシリーズも、次巻の『恋物語』で終了か( ノД`)シミジミ…

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人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

ラスボス

囮物語 (講談社BOX)囮物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2011-06-29
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「おとなしくて、内気で、うまく喋れない……無口な撫子みたいな子はね……、友達を作るのが下手で、すぐ泣いちゃうような弱い子はね、どうしてか『ぜんりょう』だと思われるの」

 西尾維新氏の『囮物語』を読了。あとがきにあるように、千石撫子ちゃんがとことん可愛いだけの小説だった( ゚д゚)ポカーン すべては一人称から始まったというか、いや、一人称だからこそというか。しかし、「物語」シリーズのキャッチコピーって、やたら上手いよな。西尾氏の小説ではないみたい。
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

物語の力

少女不十分 (講談社ノベルス)少女不十分 (講談社ノベルス)
西尾 維新 碧 風羽

講談社 2011-09-07
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 西尾維新氏の『少女不十分』を読了。冗長な文章の繰り返しが特色の作家ではあるけれど(デビュー作からして)、事件が起きるのは、ページ数が半分を過ぎたところ。そこに至るまでに、退屈な感じがするのは否めない。以降、亜城木夢叶言うところの、シリアスな笑いを含んだ面白さがちらほら。
 終盤で、西尾氏のファンなら楽しめるような要素が出てくるけれど、ファンであれば、当然知っているだろうことだから、ファンではないけれど、西尾氏を読んでいるような人間には(つまりは、僕のような)、あ、そういうことか、と唸るかもしれない。けれど当然、それをテーマとして物語を書いている作家は、西尾維新氏ひとりではない。
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

神速天使

花物語 (講談社BOX)花物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2011-03-30
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「好きな奴がお前のことを好きになってくれるとは限らないのと同様──嫌いな奴がお前のことを嫌いになってくれるとは限らないんだよ。そして嫌われてくれるとさえ限らないんだ」

 西尾維新氏の『花物語』を読了。西尾氏の作品をライトノベルと評されることに違和感があったのは、新本格作家を多数輩出した講談社ノベルスでデビューしたからだろうと思ったこともあったけど、そうではなく、西尾維新の面白さというのは、文章や活字の面白さ、純粋に、小説としての面白さがあるのだろう、と考えるようになった。講談社ノベルスでも、講談社BOXでも、西尾維新文庫でも、そのほとんどのイラストが付いているので、ライトノベルと捉える方もいるのだろうが、僕には西尾氏が、ライトノベル作家だとは思えない(まあ、ミステリ作家とも思えないけど)
 西尾氏原作の、アニメやコミックも面白いけれど、やはり原点は、小説の面白さがあってのことだろう。実際、『化物語』にしても、『メフィスト』掲載時に、イラストはなかったものの、小説としての面白さが損なわれることはなかった(『世界』シリーズも、『人間シリーズ』も、『メフィスト』ではイラストなし。『ファウスト』や『パンドラ』だと、イラストが付く)。『物語』シリーズにしても、既存のライトノベルに比べれば、イラストは、ほとんどないと言って良い。

 そんな訳で、「ろうかゴッド」──じゃなかった、「するがデビル」を読了。阿良々木暦の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河。『猫物語(白)』と同じく、本作のヒロイン、神原駿河によって、物語は語られる。なんというか、切り口が面白い。かつてのレギュラメンバはほとんど登場せず、本当に、神原駿河の物語。語り手が違っても、従来のメンバとのやり取りのあった、『猫物語(白)』とは異なる。
 あとがきにある通り、自分から見た自分と、他人から見た自分が軸になっている。阿良々木暦や戦場ヶ原ひたぎにとっての仇敵、貝木泥舟が、神原駿河には親切なおじさんとは。現実にありそうな、厄介で面倒そうな関係だよな。本作は、会話での面白さではなく、西尾維新の孤独さ炸裂、みたいな話だった。阿良々木暦が大学生になっても、住んでいる家が一緒なら、会えない訳じゃないんだよな。なんてことを考えるのは、無粋でしかない。そういえば、ライトノベルのあとがきは大抵つまらないけど、西尾氏のあとがきは面白いな。やはり、ライトノベル作家ではなさそうだ。
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

ひとしき

零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)
西尾 維新

講談社 2010-03-25
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「ホラー映画を見る奴は、ホラー映画が好きな奴だろうよ。暴力的なテレビを見る奴は暴力的なテレビが好きな奴だし、暴力的なゲームをする奴は暴力的なゲームを好きな奴だ。だから影響なんか与えられねーんだよ──影響を与える前から、そいつはそういう人間だって話」

 西尾維新氏の『零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係』を読了。4冊同時発売で、3作は『メフィスト』で読了済み。本書のみ書き下ろし。『クビシメロマンチスト』を、戯言遣い以外の視点で再構成。戯言遣いとの関係は、カバー折り返しに解答あり。冒頭の引用文は、『レーン最後の事件』。著者略歴で、1981年生まれ、2002年、第23回が、それぞれ左端に来るように改行されているけれど、1、2、3と揃えたかったのか。いや、清涼院流水氏じゃあるまいに。って、なんだこの、殺して解して並べて揃えて晒してやんよ、って感じのぶつ切り感想は。
 京都連続通り魔事件の真相、零崎人識の動機が明かされるんだけど、作中で言及されている通り、今時で驚くようなものではない。この動機であれば、講談社BOXから出ているとある作品の方が、使い方は遥かに上手い。同世代が考えることは、やはり似通ったところがあるということか。どちらも、『少年ジャンプ』的と言われているし。本作は、零崎の性格が余りにあれなので、まあ、零崎なんだから、と納得してしまい、驚きようがないということもある。4冊同時発売のすべてにトレーディングカードが付いていたことに、おやっ、と思うくらい。そういう仕掛けが好きな人もいるのだろう。
 これで、「戯言」シリーズ、「人間」シリーズはすべて読了。この世界の物語で残っているのは(予告されているのは)、「哀川潤の失敗」シリーズと、『緋色の英雄』になるのか。前者の『メフィスト』掲載分は読了済み。後者は、発売が延期されているようで。
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

JDCT

ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 (講談社文庫―西尾維新文庫)ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎 (講談社文庫―西尾維新文庫)
西尾 維新

講談社 2010-01-15
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 西尾維新氏の『ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎』(文庫版)を読了。ノベルス版は既読。ノベルス版はそれぞれ1冊で刊行されており、文庫化に際し1冊に纏めている。イラストのない西尾維新がこれほど格好良いとは。書店で見掛けて、すぐにそれとは気づかなかったエッ? (;゚⊿゚)ノ リジンロイシンニシオイシン? 分量的には、2冊を併せて長編1冊分という感じ。言わずと知れたJDC TRIBUTE、というのは語弊があるか。西尾維新氏のファンが、すべて清涼院流水氏のファンであるとは限らないし。ただ、逆のパタンは結構ありそうだけれど。
 「ダブルダウン勘繰郎」は、流水氏の世界観でありながら、西尾氏ならではのキャラクタ重視の物語。「トリプルプレイ助悪郎」は、流水氏の世界観でありながら、西尾氏ならではの犯人当て小説。読者への挑戦を入れるのは、これが最初で最後かというくらいに切れている。双方に登場するのが、第一班の龍宮城之介。それにしても、『双子連続消去』を、そろそろ読みたいものだなあ。(2010/02/16)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言09

ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2009-06-12
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「狼少年は狼が来るって嘘をついたんでしょ? いーちゃんは、狼なんかいないって嘘をついてたんだよ。その違いって、結構なんか、どーでもいいことのようで、決定的だよね」

 西尾維新氏の『ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い』(文庫版)を読了。ノベルス版は既読。ぼくたちは幸せになった、という帯通り。前巻では人が死にまくり、もうどうしようもないだろう、という展開で引いておきながら、良くここまで纏めたものだ。登場人物すべてが幸せにという結末であれば、肩透かしだったけれど、生き残った人たちにとっての幸せというのだから、いーちゃんなかなか頑張ったじゃん、と思える訳で。最後の一文、『メフィスト』投稿時代からの西尾氏を知っていると、感慨深いものがある。そうしてぼくらは並んで歩く。
 という訳で、ひとまず西尾維新文庫は終了。再開は2009年秋で、JTC TRIBUTEシリーズの文庫化開始。となればやはり、本家である清涼院流水氏に、JDCシリーズの最新作も、併せて刊行してもらいたい。(2009/09/20)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言08

ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)ネコソギラジカル(中) 赤き征裁vs.橙なる種 (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2009-04-15
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「そっか。なあんだ、きみはあたしにドーナツを食べさせてくれるために、こんなところに呼び出したんだね」
「そんなわけないでしょう」

 西尾維新氏の『ネコソギラジカル(中) 赤き制裁vs.橙なる種』(文庫版)を読了。例によって、ノベルス版は既読。相変わらず面白い。ジャンルというものはなく、西尾維新という作家自身が、ひとつのジャンルなのでは。ジャンルが固定されてしまったせいで、赤川次郎氏はユーモアミステリ以外を書きにくくなった、という話もある。「凍りついた太陽」という、傑作短編がドラマ化された際、犯人を変えられたそうで、それではまったく別の話になってしまう。
 そう考えると、西尾氏のデビュー作に、「新青春エンタ」とのコピーを付けた、太田克史氏は、やはり慧眼の持ち主だった。このコピーと、イラストレータに氏を使用したことで、若い読者層を確実に増やしている(逆に言うと、読者を限定してしまい、全盛期のカッパノベルスを読んでいた読者などは、手に取ることもないということだけれど)。(2009/06/27)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言07

ネコソギラジカル(上) 十三階段 (講談社文庫)ネコソギラジカル(上) 十三階段 (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2009-02-13
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「うん。そうだね。まあ、可愛そうだね。えっと、じゃあ、死にたかったら死ねば」

 西尾維新氏の『ネコソギラジカル(上) 十三階段』(文庫版)を読了。例によって、ノベルス版は既読。あれ、登場人物表に、上記の名科白を言った、らぶみさんが載っていないよ。まあ、初登場から何回かは、名前のない脇役のような看護婦だったし(それでいて探偵役だったし)。もはや、ミステリ要素はどこへやら。本作以降も読み続ける人は、おそらく西尾氏の小説に惹かれている人で、講談社ノベルスだし、まあ一応はミステリだったし、と思って読み続けていた人は、この辺りで止めたかもしれない。(2009/03/13)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言06

ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2008-12-12
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「あなたは──分からないことを分からないままに放置できる才能を、お持ちなんですね」

 西尾維新氏の『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』(文庫版)を読了。例によって、ノベルス版は既読。文庫で1000円は躊躇うかも。前作の、『サイコロジカル』を、上下巻ではなく、1巻に纏めてくれれば、本作と同じページ数で同じくらいの値段になったのではないか、と金銭的なことを。
 『サイコロジカル』は、その年に読んだミステリベストに挙げているのだけれど、本作は挙げていない。いわゆる、館もので、「クローズド・サークル」という、僕が好きな要素が詰め込んであるというのに。五人いて、四人が死んで、残りのひとりは犯人ではない、という不可能状況であるというのに。一晩でひとりずつではなく、翌朝、目が覚めると、主人公以外の人間がすべて死んでいたというのに。
 いや、これは多少引っ掛かったかも。ひとりずつではなく、殺せるときに一気に殺してしまうというのは、合理的な気がしないでもないけれど。館ものや、「クローズド・サークル」としての面白さはない。本書は、ミステリ+伝奇+(以降の)伏線、といった感じか。(2009/02/05)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言05

サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)
西尾 維新

講談社 2008-10-15
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「意外な解答ってのが好きなくせに論理を重んじるなんで無茶苦茶言ってるからな。その上魅力的な謎だってさ。論理に従ってりゃつまんねー解答しか出ねぇってのは当たり前だと思わないかい?」

 西尾維新氏の『サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄』(文庫版)を読了。例によって、ノベルス版は既読。2003年のベストで7位に挙げている。広義ではミステリ、狭義ではミステリと考えるのは厳しい。 
 上下巻に渡ったものの、事件自体はシンプルで、密室殺人事件。その謎を、制限時間内に解かなければならない、という設定は楽しめた。森博嗣氏も、研究所内での事件を扱った作品は何作かあるのだけれど、登場人物たちが全く違う。森氏の場合は、まあ、理系の中にはこのような偏屈な人もいるかもしれない程度に思うことはあるかもしれないが、西尾氏の場合、明らかにこんな人間いないだろ、という人物が多過ぎる。
 つまり、規格外の人物が多いと、どのような謎であっても、その規格外の能力を使えば解けてしまい、それは、ミステリとは呼べないだろう、と思う方たちがいる訳だ。僕は、真相にしろ、誤答にしろ、意外性があれば楽しめる人である。(2008/12/19)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。

戯言04

サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)サイコロジカル 上 (講談社文庫 に 32-4 西尾維新文庫)
西尾 維新

講談社 2008-10-15
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「推理小説を読んでて、総ページの半分が終わっているのに誰も殺されない、名探偵すら出てこない、そんな推理小説あると思う?」
「確実にありえませんね」

 西尾維新氏の『サイコロジカル(上) 兎吊木該輔の戯言殺し』(文庫版)を読了。例によって、ノベルス版は既読。2003年のベストで7位に挙げている。とはいえ、それは上下巻を1作品として考えているからで、上巻のみでの評価は高くない。登場人物や舞台設定の説明編とでも言おうか。ようやく事件が起きるのは、最終ページの少し前。幸いだったのは、ノベルス版同様、上下巻が同時発売だったこと。気になるのは、最終作『ネコソギラジカル』が、上中下巻の同時発売になるのか、ノベルスと同じ1巻ずつの発売になるのか、ということだけれど。(2008/12/18)
人生なんてそんなものだ。それが厭なら死んでしまえ。
あのねこながい。
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Author:もぐさ。僕っ子(大嘘)
30代フリーター。アルバイトで食いつないでいます。

体調維持。腹八分目。消化で体力を消耗しない。節約して貯金。同情より金。とにかく金。同情するなら金をくれッ!!

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