帰郷日記5

11月25日(日)
 静岡最終日なんだけど、夜行バスで帰るので、ほぼ1日を地元で費やせるという。
 この日も通常起きで、二日酔いの気配がない。やはり、アルコール度数の低い酒なら、それなりに飲んでも残ることがないようだ。さすがに、限度はあるだろうけど。
 11時ころ、妹の運転する車で、父親と母親と犬と僕とで、商業施設へ出掛ける。僕は帰りに、駅の土産物屋で適当にお土産を買うつもりだったけど、家族それぞれに買い物の用事があり、一緒に乗せていってくれるという。特にすることがあるわけでもないので、一緒に乗せてもらうことにした。
 お土産を渡すのは、何度か一緒に帰り、酒を飲んだことのある同年代の同僚と、渡せるかどうかは解らないけど、食堂で一緒になるおばちゃんたちだった。最初に勤めた百貨店内書店では、お土産など一切買ったことがなく、小規模なみなみの書店のとき、初めて同僚にお土産を買ってきた。そのときは、2箱買って、1箱を自分で食べてしまったわけだが(箱を食べたわけではない)。
 これまで、あえてブログに書かなかったことを、おそらく読む人が少ないだろうこの記事で書くけれど、職場で、同年代の若者と話したのは、仕事を始めて8カ月経ってからである。もともと、リストラなりなんなりされたおっさんや、パートのおばさんが多い職場で、若い人が少ないこともあるけれど、職場の人間と必要以上に仲良くすることはないし、金のために、金を稼ぐために働いているので、同年代の人と仲良くなりたいとは思わなかった。
 詳しい説明は省くけど、例のアレに掴み掛って殴ろうとした一件が、こんなにも大人しそうな人がそんなことをするなんて! みたいな感じで、別のフロアの人たちに伝わっていたみたい。いや、それは誤解だけどな。僕はそんなことをする人なんだよ。キレる17歳世代なんだぜ。
 ああ、どうでもいいことを思い出した。普通の包丁から穴あき包丁に代えると、とんでもなく切れるように思えるけど、野菜がくっつかないだけで、切れ味が良くなっているわけじゃない。

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 最初に行ったのが、エスパルスドリームプラザ。複合商業施設で、いろいろな企業が入っている。テンヨーのマジックショップもある。僕は土産物屋で、他人用にお茶の葉クッキーを3箱、自分用に2個入りこっこを買った。僕の用事はこれだけである。これで、僕の用事は終わり、あとは、妹や母親の用事である。待っている間に、近くのユニクロを覗いてみたが、セールをやっているようで、店内がぐるりと行列で埋まっていた。なんつうか、アニメイト京都の混雑時みたいな光景だった。

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 可愛い子を見つけ、お尻を追い掛けるストーカもぐもぐさ(*´Д`)ハァハァ って、違うよ。リードを持っているのが僕だ。

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 適当にうろついて、時間を潰した。そのあとは、僕が知らない商業施設、ベイドリーム清水へ行った。そういえば、静岡でガンダムやバンダイが有名になったのは、僕が地元を出て以降のことだった。帰郷するたびに、知らない場所が増えて、知っている場所がなくなっていくような。まあ、僕がどう思ったところで仕方ないのだが。
 両親が、エンチョーで買い物があるようで、僕は、施設内を回っていた。江崎書店を見つけて中に入り、『このライトノベルがすごい!』を立ち読みする。珍しく、帯もシュリンクも掛かっていなかった。まあ、順位だけなら、今やインターネットで知れてしまうけど。そのあと、ドラッグストアに寄り、それぞれの買い物は終了。何か欲しいものがあるかと母親に訊かれたので、栄養補助食品のビタミンCを2袋買ってもらう。いや、だって、他に欲しいものはなかったし。

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 帰ってから昼食。テレビで高校サッカー地区大会決勝戦をやっていた。僕が辞めた高校が、今や野球もサッカーも全国レベルの強豪になっているんだよ。当時と教師も生徒も学風も違うだろうから、今の高校に対してはどうとも思わない。まあ、強くなって良かったね。
 昼食後、久々に長く出歩いたせいか、風邪っぽくなっていたので、大人しく寝ていた。19時過ぎに起きて夕食。そのあとで、帰りの支度をしても間に合うという。夜行バスの利点はこれか。駅までバスで行くつもりだったけど、またもや車に乗せてくれるというので、妹の運転で、父親と母親と犬と一緒に、静岡駅まで行くことになった。

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 バスは22時発で、30分くらい前には駅に着いた。乗り場を探すのに手間取ってしまったが、あとはバスを待つだけである。トイレに行ったり、土産物屋を覗いたり、構内をぐるぐるする時間はあった。

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 「しずおかどうだった?」って、これから帰るよ。しずおかよかったよ。

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 結婚しないよ。

 10分くらい前にバスが来た。躊躇いつつも、恥ずかしく思いながらも、妹に、車を出してくれてありがとう、と礼を言った。いろいろあるんだよ。というか、あったんだよ。この数日、何度も車に乗せてもらったけれど、それは父親と母親が一緒だからで、一対一では頼みごとなどできやしない。中学卒業後の15年以上、まったくと言っていいほど、話したことがなかったしな。地元に戻ったら、まず、妹と普通に話せるようにならなければいけない。まあ、先のことは考えますまい。
 運転手にチケットを見せて乗り込むのだが、大学生の里帰りと思われていたようだ。30歳を越える人間に、大学生はないだろうと思ったが、家族みんなで見送りに来ていたら、間違われても仕方ないのかもしれない。犬もいるしな。うん、犬がいるからだな。僕が童顔なわけではない。

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 さらば、静岡!

 座席は、行きと同じで最後部の窓側。最後部だけ4席だったのも同じだった。違うのは、乗車専用区間を過ぎても、席がほとんど埋まらなかったこと。上郷サービスエリアに25時ころ着いたけど、休憩に降りたのは僕ひとりだった。毛布を掛けて、ほとんどの人は眠っていた。僕は、行きと同じでほとんど寝ることができず、D-snapでさだまさし氏のライブCDを聞いていた。D-snapは、バッテリがとんでなく長持ちする。ノイズキャンセル機能を使って60時間、オフにすれば100時間は使える。3泊4日程度では、バッテリ切れの心配はない。
 最初の運転手のマイク音量が小さくて、大阪に6時に着くのか7時に着くのかが解らず、交代した運転手ももごもご話すので、何時に着くかが解らなかった。チケットには、発車時間しか乗っていないのだ。京都駅に着く前くらいに、車内に明かりが灯ったけれど、外はまだ暗くかった。景色を見て、この辺りが大阪だ、と判断できるほど地理に詳しくない。京都駅だと解ったのは、学生時代、この場所から高速バスに乗っていたからである。
 降りる人がいないと、すぐにバスは発車してしまう。大阪駅らしき建物を見つけたら、すぐに降りてしまわなければ、と身構えていた。おそらく大阪駅近くだろう風景が見えたので、すぐさま降りる支度をして、最後部から最前列へ移動したのだが、バスが停まるまでの10分くらいの時間があった。何を慌てているのだこいつは、と運転手や他の客に思われたかもしれないが、乗り過ごすわけにはいかないのだ。夜行バスに慣れていないのだから、形振りかまっちゃいられない。
 大阪駅到着は6時5分だった。降りてから気づいたけれど、このバスは三宮までは行かず、大阪が終点だったようだ。しかしまあ、どうにか大阪に着いたのだから良しとしよう。慌ててはいたけれど、バスに忘れ物もしていない。

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 感慨深くはないけれど、戻ってきたぞ、大阪に!

 追記には、またしても自室の写真を上げておく。興味のある人だけ見ればいいよ。ともあれ、これで、かつてないほどに時間の掛かった写真付き記事、帰郷日記もおしまい。今後2度と、複数の写真を上げる記事は書かないよ(=´―`)ノ ヨロシク

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お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?

帰郷日記4

11月24日(土)
 昨夜は、久し振りに家族で夕食を摂った。
 父親と母親、それに妹である。普通の家なら当たり前だろうけど、僕が普通ではなかったので、同じ家で暮らしていても、一緒に食事を摂ることは少なく、いつもひとりで食事をしていた。中学卒業後、僕は祖父母の家で暮らし、両親と祖父母が同居するころには東京へ行き、大学は京都、卒業後は大阪で働くようになる(それから無職期間を経て、土下座をしてでも実家に帰りたいと思うようになるのだ)。
 普段は食べられない寿司を用意してくれたのだから、がつがつ食べるに決まっている。酒は、発泡酒に日本酒と、僕が飲んでいる酒と似たような値段のものだったが、高い酒を飲んだところで、味の違いなど解らないのだ。ただで酒が飲めるだけで、家族と酒が飲めるだけで充分だ。父親は、昔と同じくらいに酒を飲んでいた。と思ったのだが、翌朝、母親に聞いたところ、普段はあれほど飲まないそうで、僕が帰ってきたから、嬉しくて飲んだという。嬉しさが態度に出ないので、母親から聞いて初めて、ああ、そうだったのかと思った。
 考えてみれば、僕自身、感情が余り外に出ない。小さいころ、誰かと一緒に遊んでいても、楽しくないの? つまらないの? と周りの大人から訊かれることが良くあった。どうしてそんなことを訊くのだろうと思ったが、楽しんでいるように見せないと、面白いように振る舞わないと、大人には楽しさや嬉しさが伝わらないのだ。
 翌朝、これまで僕が使っていて、現在は物置のようになっている部屋で、いつも通りの時間に起きた。帰郷したときくらい、遅くまで寝ていようと、携帯電話の目覚ましは解除していたのに、普段と同じように、7時過ぎには目が覚めた。これは、仕事のある平日も、仕事のない週末も、毎日同じ時間に起きているせいだろう。休みだからと、実家だからと、遅くまでは寝ていられないらしい。二度寝する気も起きなかったので、朝食は要らないと言っておいたものの、朝食を食べに台所へ行く。
 それなりに酒を飲んだはずなのに、二日酔いの気配もない(「カイジ2」を見ている途中でばたんきゅしてしまったけれど)。昨夜飲んだのは、発泡酒と日本酒で、アルコール度数が低かったからだろう。そのことに気づき、焼酎とウイスキーを止め、日本酒用のぐい飲み、徳利を購入する展開に繋がるのだ(この日から2週間くらいあとか)。

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 午前中、母親と一緒に祖父母の墓参りに行った。そのあと、買い物をする母親と別れ、僕は久し振りの実家周辺をうろつき、写真を撮っていたけれど、撮るようなものが何もない。仕方がないので、家へ帰って、自室の写真を撮ることにした。なんの役にも立たないのだが。

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 昼食後、母親と自転車で狐ヶ崎まで出掛ける。ジャスコだったはずなのに、いつの間にかイオンになっていて(ノ゚⊿゚)ノびっくり!! もし、「狐ヶ崎」に反応する人がいたら、この記事を読まなかったことにしよう。
 イオンで、母親にバッグを買ってもらう。うん、30歳を越える息子が、母親にバッグを買ってもらったんだよ。考えてみると、それまで使っていたバッグも、同じ店で母親に買ってもらったものである。2004年ころだから、8年くらいは使っていたのか。自分ではぼろぼろだろうと思ってはいたけれど、使うのは僕だけなので、気にせず使っていたのだ。外見よりも、使いやすさが第一位。それでもまあ、余りにも痛んでいるので、新しいものを買ってあげると言われれば、大人しく買われるしかないだろう。そこまで不義理ではない。

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 そして、家に戻ってから、俺はそこまでおかしくなっているのか、という事実に直面する。しかし、そこは大人で、家族だからで、夕食までには、双方の不機嫌さはそれなりに解消される。僕も普段話す人がいないので、話せるときにやたら話してしまう傾向があり、親子でも、話さなくていいことは話さない方がいい。学生時代の帰郷時は、酒なんてほととんど飲まなかったからな。実際、自分から酒を飲むようになったのは、ここ数年の間である。
 夕食は、父親と母親と、バスに乗って、少し歩いて、しゃぶしゃぶ食べ放題のレストランへ行った。すぐ近くに追分羊かんの看板が見え、そういえば、ちびまる子ちゃんの実家が近くにあったことを思い出した。妹は、職場の同僚との集まりだかなんだかに出ていった。まあ、何年も仕事をしていれば、職場の人間同士で出掛けることもあるわな。僕はないけど。
 この日も、酒を飲みつつ、しゃぶしゃぶを食べまくった。万年欠食児童大人なのだから、食えるときに食うしかない。昨日の経験を活かし、酒はビールと日本酒だけにしておいた。飲んでも二日酔いにならないとは、とんでもない飲み方を見つけてしまったものだ。120分食べ放題に、満腹満足して店を出た。帰りは、バスを待つのが面倒で、30分くらい掛けて歩いて帰った。
 途中、業務用スーパーを見つけた。以前、地元にあるかどうかを調べたことがある。越してきたら、利用することになるだろう。一方、地元に戻ってから1度も、ローソンストア100を見掛けていない。

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 上は、『勇者特急マイトガイン』の雑誌付録ポスタとヒロインの吉永サリーさん。自室の写真をいくらか撮ってあったけど、日記に書きようがなく、説明のしようもないので、追記に載せておく。興味のある人だけ見ればいいと思うよ。まったく、なんの得にも、参考にもならないけれど。

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お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?

帰郷日記3

 ──ここで少し、過去に遡る。

8月3日(金)
 本来、(2012年の)盆休みに帰ろうと考えていたけれど、弟が帰ってくることもなく、父親も体調が悪いので、との理由があって、初めての盆休みに帰郷することはできなくなった。盆休みの食費を減らす計画を断念する。

8月20日(月)
 9月の連休に帰ろうと勝手に決めて電話を掛けたところ、その時期は弟の子供が生まれる予定日のようで、母親が弟のいる名古屋まで行くため、またしても帰郷することはできなくなった。父親と妹とは、一対一で話すのが難しいし、母親不在時に帰るわけにはいかない。誰に借金の相談をするのだ。

9月19日(水)
 9月の連休が明けて、実家に電話を掛けてみると、弟の子供は、予定よりも早く、8月下旬生まれたらしい。8月ではなく、最初から9月に電話をしていれば、9月の連休に帰れたかもしれないが、今年中に帰れるのなら、べつに何月でも構わなかった。わざわざ、慌ただしい時期に帰ることもないだろう。ここで、具体的な日にちを決めた。11月26日(月)に有休を取り、23日(金)からの4連休に帰る予定。

10月6日(土)
 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」前編公開。

10月13日(土)
 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」後編公開。

10月31日(水)
 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」は、前編と後編を同じ日に続けて観ようと考えていたけれど、DVDを買うことは決めているので、劇場へは行かないかもしれない。主題歌シングルはどちらも購入済み。

11月10日(土)
 夜行バスのチケットを購入。帰る日が決まっているのなら、もっと早くに予約しておくべきだったけど、まだ2カ月あるからと考えているうちに、残り2週間になってしまった。今の仕事を辞めたら、地元に戻ると決めているので、おそらく、これが最後の里帰りになる。それなら、これまで乗ったことのない、夜行バスに乗って帰ろう。
 昼間のバスは本数が少なく、有休を取って、夕方の便に乗るしかないけれど、夜行バスなら、仕事を終えたその夜の便に乗ることができる。バスに乗って寝て、起きたら地元へ着いているのだ。とんでもなく理想的な時間配分、夜行バス万歳、とこのときは思っていた。
 これまで、というのは、3年以上前、卒業してからの1回と、学生時代の帰郷のことだが、それらはすべて、昼間の高速バスを使っていた。料金が、新幹線の半分で済むのである。時間に追われて帰るわけではない。どちらを選ぶのかは言わずもがな。自分で稼ぐようになったら尚更。
 チケットは、いつも当日に買った。当時は、一時間に一本のバスが出ていた。もし席がなかったとしても、次の便に乗れば良かった。人で混み合う、一般的な連休は避けていたので、満席にはならないだろうと考えていたのだ。実際、チケットが買えないことは一度もなかった。
 今回は、一般的な3連休で、僕のように有休を取って、4連休、5連休にする人が多いかもしれない。それに、昼間より本数の少ない夜行バスなので、当日のチケットが買えるとは思わなかった。というか、もし買えなかった場合、次の便はぴたり24時間後になってしまう。ここへ来て、慌ててバスのチケットを予約することにした。
 高速バスのサイトで、チケットの買い方を調べた。1号車と2号車があったけど、便はひとつだけである。これはどういうことだろう、良く解らなかったので、電話を掛けて訊こうと思ったけど、話すのが面倒になって、ネットで予約してしまった。チケットが買えるなら、席がないということはないだろう。最悪、乗る前に運転手でも訊けばいい。
 無料で予約はできなりだろうと思っていたが、予約をしたら、明日の5時までに入金しろという表示が出て驚いた。予約したのが17時ころなので、12時間以内にということらしい。土日の郵便局ATMは、19時までしか使えない。もう少し遅い時間に予約していたら、一晩経ってから入金しないといけないところだった。
 すぐにお金を引き出して、2番目に近いローソンでお金を払って、チケットを受け取った。1番近いローソンだと、あのウザいおばさんがレジにいる可能性がある。自分から、ムカつくような店に行く必要はないだろう。とりあえず、往復分の夜行バスのチケットを無事購入した。

 10月末の時点では、「まどか☆マギカ」の映画を見に行くつもりはなかったけれど、実家へ戻って3泊するということは、3日間、自由な時間があるということに気づいた。大学生になったとき、必要なものは持ってきてしまった。置いてきたゲーム機があるので、別の部屋のテレビを借りてプレイすることもできるけど、最後に触ったのが10年以上前の機種ばかりなので、帰って早速それをやろう、みたいには思えなかった。残してきた漫画を読むか、持ち帰った小説を読むくらいしかできない。
 学生時代は、1泊か2泊しかしなかったので、読書をしようが、ごろごろ寝ていようが、気にすることはなかったけれど、仕事が休みの3日間、しかも有休を加えている休みを、無為に過ごしたくなかった。何か有効に使えることはないものか、と考えて、「まどか☆マギカ」の映画を見に行くことにしたのだ。東京や大阪より公開日は遅いけど、確か全国で公開しているはず。前編と後編を同じ日に見れば、その日1日は、「まどか☆マギカ」に費やせる。時間を有効に使えて、かつ、見る予定のなかった映画を見ることができる。
 こいつはいいな、そう思って公開映画館を調べてみると、静岡での公開は終了している。いや、正確には、僕が夜行バスに乗るその日に終了するのだエッ? (;゚⊿゚)ノ マジ? なんてこった。ぱんなこった。と思いながら、引き続き調べてみると、浜松での公開が始まるらしい。僕が夜行バスに乗ったその翌日。つまり、地元に着いた当日であるエッ? (;゚⊿゚)ノ マジ?
 浜松というのは、名前しか聞いたことがない。うなぎパイを食べたことはあるけれど。どうしようか少し迷ったものの、無駄にぐたぐた過ごすよりも、県内唯一の上映館へ行って、映画を見てきた方がいい。幸い、電車賃や映画代やパンフレット代諸々、使えるお金は持っている。この連休に使わず、いつ使うというのか。よし、連休の1日は、「まどか☆マギカ」に使おう。そう決めた。

 ──そうして、ようやく現在に戻る。

11月23日(金)承前
 朝食を終え、予定通り9時過ぎには家を出る。先程のルートを逆に辿り、バスで清水駅まで戻る。運転手が同じだったら、怪しまれたかもしれないが、いちいち運転手の顔などチェックしていない。それよりも眠い。やたらと眠い。これが、予定外といえば予定外だった。
 清水駅から浜松駅まで、JR東海道本線で約1時間30分。映画が1本見られる時間である。しかしこれは仕方がない。在来線には、快速も新快速もなく、各駅停車だけである。静岡駅から新幹線を使えば、浜松まで30分も掛からない。けれど、片道2230円。在来線でも、1450円掛かる。これ以上の出費は抑えたかった。もっとも、片道1時間半、往復3時間あれば、小説がたっぷり読める。電車での移動を読書時間に使うべく、文庫本を3冊持ってきていた(『好敵手オンリーワン3』『図書館内乱』『R&R』だけど、これらは結局読めずに終わる)。
 しかし、夜行バスで寝られなかったことにより、電車の中で読書をする余裕はなくなっている。かといって、睡眠を取ってから出掛けるわけにはいかない。前編、後編とも、上映は1日2回、どちらも初回の上映を見るつもりだった。2回目の上映だと、その日のうちに実家へ戻れなくなる。今日は前編だけ見て、明日後編を見に来る、などいう交通費の余裕はない。
 公開初日でチケットが買えるかどうかが気になったけど、どうしても見たい人は、静岡で公開されたときに行っているだろう。もし、初回が見られなかったときは、更なる出費を覚悟するしかない。滅多にない、家族で夕食を食べる機会を逃してしまうが、そのときはそのときだ。
 電車の中で、本格的に眠り込まないよう、それでいてどうにか休息を取らなければいけなかった。体を休めつつ、読書以外にできることは、D-snapでさだまさし氏のライブCDを聞くことだった。

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 9時47分清水駅発、11時14分浜松駅着。
 寝過ごすことも、乗り過ごすこともなく、無事に浜松へ着いた。ここが、かつてカイキさんが住んでいた街か。なんとなく見覚えのある風景だった。おそらく、ブログに載っていた写真だろう。映画の上映時間まで1時間近くあるけれど、初めて行く場所なので、余裕を持って出てきていた。地図では徒歩5分となっていたけれど、遅れるわけにはいかないのだ。時間が余る分には、まったく構わない。
 5分では着かなかったけど、すぐに、ザザシティ浜松は見つかった。ここの3階に、TOHOシネマズがあるのだ。映画館に遠い出入口から入ってしまったようで、館内を回ることになったけど、上映前に着いたのでなんの問題もない。やはり3連休だからだろうか、どの階もかなり混雑していた。というか、これだけの人混みを見たのは、とんでもなく久し振りだった。毎週、休みは部屋にひきこもっているからな。
 3階の劇場ロビーも混んでいたけれど、これがすべて「まどか☆マギカ」を見に来た人ではないだろう。シネマコンプレクスなので、それなりに人は分散されるはず。とりあえず、チケット売り場の行列だろう最後尾に並んだ。前編と後編のチケットを一辺に買いたく、できれば席も同じ場所を取りたい、それが可能かどうかをスタッフに訊こうと思ったのだが、スタッフの姿がない。いや、行列の先頭の方に制服を着たスタッフがいて、客に何か声を掛けているようだけど、チケットを売っている様子がない。というか、チケットカウンタらしきものが見当たらない。
 ハンバーガやポップコーンを売っているカウンタは見えるけど、チケット売り場がないとはどういういことか。などと思っているうちに列が進み、スタッフがやってきて、こちらの券売機をお使いくださいと言ってくる。そこで初めて、あのATMのような機械で、チケットが買えることを知った。しかしそれだと、訊きたいことを訊けないではないか。だが、スタッフはもう、別の人へ声を掛けている。まあいいや、もう、とにかく機械で買ってみよう。
 空いている券売機の前に立つ。画面の指示に従って操作すると、前編と後編、それぞの初回を、同じ席で買うことができた。劇場は、どちらもスクリーン1。まったく同じ席で見れるということだ。初めてで途惑ったけど、慣れれば簡単に買えそうだ。チケットを買ったあとで、グッズ売り場へ移動して、前編、後編のパンフレットを買った。こちらには人間のスタッフがいた。機械の方が温かい対応をしてくれた、と言えるわけがない

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 無事チケットが買えたので、適当な椅子に座って休む。前編の開映が12時15分、後編の開映が15時。前編と後編の間が15分くらい。トイレに行くにはちょうどいい。映画を見終えると17時、すぐに電車に乗っても、バスに乗り換え、実家に戻るのは19時ころ。夕食の時間には間に合わないだろうから、そのことをメールに書いて母親に送信した。浜松へ映画を見に行くことは伝えてあるが、2本見るとは言っていないし、ましてや「まどか☆マギカ」とは言ってもいない。
 開映までの30分は、ロビーをうろついたり、トイレに行ったり、同時上映している映画のポスタやチラシを見たりして過ごした。パンフレットは、映画を見る前に開けてはいけない。上映の10分くらい前、母親からメールの返信があった。先に夕食を食べているとのこと。一緒に食べた方がいいと思ったけれど、明日と明後日も実家にいるのだ。もしかしたら、19時台に帰れないかもしれないし、先に食べてもらっていた方がいい。
 じきに、入場のアナウンスが流れて、入場口へ向かう。入場時刻が決まっているのが、シネマコンプレックスの難点か。まあ、確実に座れるという利点はある。入場口でチケットを渡し、半券と一緒に、来場者特典のA5クリアファイルをもらった。前編と後編の両方でもらえるらしい。劇場に入って、席を探しているときに、座席表の見方を間違えていたことに気づいた。券売機の画面で、劇場の真ん中より後ろを選んだはずなのに、スクリーン手前側の席だった。前の席が埋まっていて、後ろの席が空いているのはおかしいと思ったんだよ。しかし、もう買ってしまったものは仕方ない。今や席はほとんど埋まっている。予約せずに、初回上映が見れるだけで充分だ。
 ざっと見たところ、館内は若い人が多かった。若いというのは、僕を基準にして、同年代か、それより下の人たちのことである。若くても中学生か高校生くらいで、さすがに、小学生に見える子供はいなかった。まあ、作品の内容的にそんな感じだよな。混雑の中で自分の席を見つけたのだが、右隣の席にいるのは、明らかにおっさんだと解る、頭の禿げたおっさんだった。いや、おっさんだろうが、禿げていようが、「まどか☆マギカ」を見たくて来ているのだ。その歳で、ひとりで来るのは立派だよ。
 僕が気になったのは、コーラを飲んで、ポップコーンを食べていたことだ。ロビーで飲み物食べ物を売っていて、座席には、ドリンクやトレイを置くためのホルダが付いている。場内で、飲み食いしても構いません、ということだけど、僕自身、映画を見ながら飲み食いすることがないので、近くで飲み食いしているのが気に掛かるのだ。指定席なので、場所を移れないのも、シネマコンプレックスの難点か。まあいいや、せめて予告編のうちに、ごくごく、カシュカシュを終えてくれますよう。幸いなことに、左隣の席に座ったのは、学生のような男の人で、飲み物も食べ物も持っていなかった。うむ、それで良し。コーラとポップコーンに挟まれてはたまらない。

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【このとき買ったパンフレットを、未だに見ていない。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」のパンフレットも同様】

 前編を見終わり劇場を出て、トイレで用を済ませて、先程座った椅子に座る。眠い。やたらと眠いけど、後編を終えるまで我慢しなければ。10分前に入場のアナウンスが流れ、再び入場口へ向かう。渡されたクリアファイルは、前編と同じものだった。なんだこれ、特典ファイルを間違えたのかと思い、他の客のファイルをこっそり見てみると、やはり、前編と同じものだった。ううむ、前編と後編で、同じ絵柄のファイルを配っているらしい。おそらく、数量限定だろうから、もらえただけで良いとしておこう。
 もう1度、禿げたおっさんと男子学生に挟まれる。まあ、そうだろうな。前編と後編が同時公開なのだから、別の日に来るより、同じ日に見る人の方が多いのだろう。実際、映画館もそれを見越して、前編と後編の上映時間が重ならないようにしているのだ。徹夜同然で来たけれど、どうにか眠らずに見ることができて助かった。往復数時間掛けて、安くない交通費を払って、寝てしまっていては目も当てられない。映画を見終わっての感想は書くまでもない。DVDを買うにしても、劇場へ見に来た甲斐はあった。新編も必ず見に行くだろう。

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 映画館を出たのが17時ころ。帰りは、映画館を出ていく集団のあとを付いていった。大半は浜松駅へ向かうだろう。見覚えのある通りに出たので、もう迷うことはなかった。アーケードを歩いていると、綺麗に光るイルミネーションを見つけた。これは写真に撮っておこうと、携帯を用意したところ、明かりが消えてしまった。そして、僕が通り過ぎても、明かりは灯らないままだった。

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 1時間半掛けて清水駅まで戻り、そこから30分ほどで自宅最寄りのバス停に着いた。予想より遅く、その時点で19時を過ぎていた。数年振りの地元の、夜の景色を眺めながら歩いていると、母親からメールが届いた。夕飯をもう少し待っているという。僕は携帯をバッグに仕舞い、実家までの道を急いだ。
お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?

帰郷日記2

11月23日(水)
 22時50分大阪駅発の夜行バスは、予定通り、7時5分に静岡駅北口に到着した。目の前がバスターミナルになっているので、路線バスに乗り換え、実家最寄りの停留所まで乗っていくはずだったけど、携帯でバスの時刻表を調べて(ノ゚⊿゚)ノびっくり!! 高速バスは7時5分に到着するのに、乗り換えるバスは7時ちょうど発車するのだ。そこまでは調べていなかった。実家方面のバスは、本数が少なく、1時間に2本しか出ないので、10分かそこいら待てば乗れるだろうと考えていたけれど、まさか直前に出てしまうとは。なんてこった。
 とりあえず、停留所まで行ってみて、時刻表を確かめるけど、やはりバスは出てしまったようだった。5分や10分遅れることがざらな路線なので、停留所で待っている人たちに訊いてみようかと思ったけれど、この停留所に停まるバスは、僕が乗る路線ひとつだけではない。マイナな路線のバスの名前を言って、( ゚д゚)ポカーン とされるのも嫌だったから、バスは定刻通りに到着したのだろうと思うことにした。こういうとき、気軽にものを訊ねることができないので、自分で決めて納得するしかないのだ。
 次のバスは、30分はあとになる。あいにくの雨の中、待っているのもつらいので、バスは止めて電車で帰ることにした。駅前に到着したから、バスでも電車でも帰れるのだ。もっとも、電車の場合は、更にまたバスに乗らなければいけないけれど、雨の中で30分も待っているよりはずっといい。寒いので、静岡駅に戻って、トイレで用を済ませてくる。

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 「しずおかどうだった?」って、来たばっかだよ、まだ帰んないよ。などと、こっこの広告に突っ込みを入れる。他県の人は知らないだろうけど、この生き物は、静岡では有名なのだ。こっこっこっと鳴く。しかもうまいヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!
 切符を買って、静岡駅から清水駅までJRで移動する。静岡鉄道も、ほぼ平行に走っている。懐かしい風景を眺めつつ、サッカーの街清水へ。今だったら、ちびまる子ちゃんが有名だ。昔だったら、清水次郎長が有名か。ここが、僕の実家の最寄り駅なんだけど、駅自体も、駅周辺も変わっている。なんか、ここ数年でとんでもなく近代化して、古き良き田舎はどこへ行ってしまったんだ。探検、発見、され尽くしてしまった僕の町、という感じ。

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 実際に、どこかへ行ってしまったのはバスターミナルだった。かつては、清水駅からいくらか歩いた場所にバスターミナルがあったけど、何故か目の前にあって驚くエッ? (;゚⊿゚)ノ マジ? これはおそらく、旧バスターミナルが、この場所に移動したんだなと思うものの、旧バスターミナル跡地まで行って確認するもぐもぐさ。うむ、バス停は駅前にしかあり得ない。
 やがてきたバスに乗って、実家最寄りのバス停まで乗る。上り下りの違いはあるけれど、静岡駅から乗った場合のバスと同じ停留所である。というか、同じ路線で、静岡駅を出たバスが、実家最寄りの停留所を通り、清水駅へと着くのだ。そしてまた、同じルートで戻っていく。バスに乗って驚いたのが、座席数がとんでもなく少なくなっている。その分、席が大きくなっているけれど、なんだこれ、10人座れるかどうかじゃないのか。なんでこんな変な改装をしているんだ。
 などと思いつつ、8時過ぎに、実家最寄りのバス停へ着く。ちょうど、傘を持った母親が、やってくるところだった。事前に、メールで連絡をしていたのだ。小さく畳める折り畳み傘を壊してしまい、傘は持ってきていなかった。実家に帰るのは3年振り、母親や家族に会うのは1年半振りである。

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 これがツタヤだ。この辺に、娯楽施設はここしかない。道すがら、バスの座席が少なくなっていることを話したら、今はそれで充分なのだとか。もともと本数の少ない路線で、乗客も減っているそうだ。なんとなく寂しい気がしたけれど、静岡鉄道の心配をする余裕はない。それよりも、大切な話が僕にはあるのだ。それを話してしまわなければ、落ち着いて食事も摂れない。
 ここへ来て、恥ずかしがっても仕方がない。借金のことを話したんだけど、父親には内緒にしてあるようで、母親との話だけで終わってしまった。父親は、僕が高校を辞めたときも、16歳で無職だったときも、何を言うでもなく、口を出すこともなかった。理解がある、というのではなく、すべて母親任せというだけで。まあ、額が額なので、言って揉めるより、母親経由で済ませてしまった方がいい。そのため、土下座をしてでもという意気込みはなくなってしまったけれど、借りたものは返さなければいけない。今後、少しずつでも、何年掛かろうとも。

 久方振りの実家到着。おみやげは買ってきたものの、父親や妹と話すのが一苦労なんだよ。一緒に暮らしていたときも、ほとんど話したことはなかったし、中学卒業後は、ほとんど会うこともなかったし。けれど今回は、もともと借金の話をしに来たということもあるし(父親と妹には話していないけど)、今の仕事を辞めたら地元に帰るということもあり、何よりも、仕事が見つからなかったとき、あるいは、仕事を辞める寸前までに追い込まれていたとき、実家に帰ると伝えていたわけだから、何も話さないわけにはいかない。
 ただいまとか、帰ったよとか、ほとんどの人が普通にできるだろう挨拶をどうにか終えて、仏壇に線香を上げた。僕の大好きだった、おじいちゃんとおばあちゃんには、帰ってきたことを報告しなければ。おみやげを渡すのは、まずこのふたりだ。
 朝食は頼んでおいたので、久し振りに、本当に久し振りに、家族と一緒に朝食を食べた。いつもはひとりで食べているので、30分も掛かることはないけれど、誰かと話しながらの食事だったので、60分近くも掛かってしまった。まあ、朝からバカみたいに食べていた、ということもある。夜行バスで寝ることはできなかったけど、本来通りの予定で行動することにした。即ち、「劇場版 魔法少女まどかマギカ」を、これから見に行くのだ。
お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?

帰郷日記1

 そんなわけで、今更ながらの帰郷日記。これは、帰ってきた書いた日記の後日公開ではなく、帰ってきてしばらく書かなかった日記なので、当日日記を後日に書いて、それを後日に公開した日記となる。
 うやむやにして書かないことも考えたけど、ブログに載せる写真を携帯電話で撮ってきて、かつ、それをメール添付でパソコンに送ったために、過去すべての送信メールが消えてしまった。それだけの犠牲を払ったのなら、これは、書かないわけにはいきますまい。
 期間は、先月の3連休+有休の4連休前後、11月22(木)~11月25日(月)のこと。とりあえず、これが最初で最後の写真付き日記。まあ、1枚だけの写真なら、載せることもあるかもしれないけれど。

11月22日(木)
 25日の月曜日に有休を取って4連休にすること、実家へ帰ることは社員に伝えておいたので、この日はどれだけ忙しくとも、定時の17時には上がる許可を取っていた。仕事は19時までだったけど、バイトやパートの人は、17時で帰る人が多かった。3連休の前なので、早く帰りたかったのだろう。もっとも、僕は夜行バスで帰るので、19時まで残っても充分に間に合ったけど、万一のこともあるし、急に残業時間が増えることはざらなので、よりにもよって、こんなときには残らないことにした。

 いつも通り、1時間くらい掛けて帰宅。自宅に帰る前、ローソンストアでバスの夜食用におにぎりを買ったのに、それを夕食にと食べてしまった。もぐもぐ。カロリメイトだけは食べずに済んだので、これはバス用に取っておかなければ。バスの時間は22時50分だけど、支度は既に終えているので、20時30分には家を出ることにした。
 実家に帰ったのは3年前が最後で、そのときは入院している祖母の体調がかなり悪く、新幹線を使っている。本来、翌日に病院へ行くつもりだったけど、様態が急変したため、実家近くの駅へ着くと、タクシーですぐに病院へ向かった。このときの祖母は、かろうじて生きているという状態で、僕のことが解らなかったみたいだった。翌朝、祖母は亡くなった。
 高速バスを使ったのは、それよりも更に前で、いつだったのかを忘れるくらい前。しかも、高速バスの乗り場が移転しているようなので、探すのに手間取ったり、迷ったりしたら大変だ。充分に余裕を持って家を出た。遅れたら困るけど、早くに行って困ることはない。

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 早く着きすぎて困った。駅からバス乗り場まで迷うこともなく、1時間30分も余ってしまった。とりあえず、最初の写真を撮る。普段、携帯電話を持ち歩くことはなく、ブログに載せることを前提として撮るのは初めてである。シャッタ音を気にして、周囲を人たちを気にしているので、初めての写真には、自分の指が写っている。ブログで写真を挙げている人は、大半がデジカメなのだと思う。もしかしたら、携帯電話のシャッタ音を気にせず、カシャカシャと撮っている人もいるのかもしれない。だからまあ、これから載せる写真はすべて、シャッタ音と周囲を気にしながら、こっそり撮ったものだという前提で見て戴きたい。ピントの合っていない写真がほとんどである。

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 おみやげは、551蓬莱の肉まんと決めていた。値段が高く、おいそれと買えるものではないので、この機会に、えいやっと買ってしまうつもりだった。それなのに、店はが閉まっているという( ゚д゚)ポカーン 駅構内をぐるりと回り、他に何軒か見つけたものの、すべての店が営業を終えていたエッ? (;゚⊿゚)ノ マジ? 駅に行けば買えると思っていたのに、夜行バスの時間を、昼間のバスと同じ感覚で捉えていたのが間違いだった。なんてこった、初めての蓬莱が消えてしまった。ついに、あの肉まんが食べられると思っていたのに(おみやげだけど、自分でも食べるのだ)。仕方ない、肉まんは諦めよう。
 結局、コンビニとおみやげ屋が合体したような店で、学生時代に何度も買った八つ橋と、大阪名物と書いてあるけれど、まったく知らない大阪名物、それと、バスでの飲み物として、菊正宗ピンといろはすみかんを買った。夜行バス初めてなので、眠れないときはアルコールに頼ろうと考えた。このように書くと、すぐに買うものを決めたようだけど、1時間以上、何を買うかで悩んでいた。1時間30分近くあった待ち時間のほとんどは、おみやげ探しに費やしていたのだ。

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 バス乗り場に戻る。人がいるので、時刻表を近くから写せない( ノД`)シクシク…

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 ネットで予約して、コンビニで受け取った乗車券なので、詳しいことが訊けなかった。2号車とはなんぞやと思ったけれど、ここへ来て、1号車と2号車、同じ時間に出て、同じ場所まで行くバスが2台出ているのだと解った。乗り場は隣同士だった。なるほど、電車だったらそれ1台だけど、バスは複数出せるようだ。どちらにしろ、他の人と席が重複しているトラブルでなくて良かった。そういうことに、僕はまったく疎いからな。旅行をする人には、当たり前なのかもしれないけれど。

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 席は、行きも帰りも、最後部の窓側を取っていた。少しでも、他の客と隣り合わないためである。誤算だったのが、最後部だけが4席で、僕が取ったのは窓側ではなく、そのひとつ隣の席だった。幸いにして、そこには誰も座らなかったので、結果的には最後部の窓側に座れたことになる。ネット予約時には3席だったと思うので、4席目は、最初から人が座らない場所だったのかもしれない。
 連休前で、バスはやたらと混んでいた。乗車専用区間を過ぎると、ネットで予約したときの状況の通り、ほぼ満席状態だった。僕の左隣とその隣の窓側に女の人がいて、その前の列の窓側に男の人、その隣に女の人、その隣、つまり僕の前には中年のおっさんが座っていた。近くの席はこのくらい。見える範囲では、若い人が多かったような。目の前のおっさんは、酒を取り出して、ツマミと一緒に食べ始め、それが終わるとすぐに寝てしまった( ゚д゚)ポカーン 人目を憚らない振る舞いがすご過ぎる。

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 夜行バスは、休憩時間に外に出られないという情報をネットで見て心配だったけど、サービスエリアでは、ちゃんと外に出ることができた。トイレは車内にあったけど、できればそこは使いたくなかった。昼間のバスと違って休憩が1回だけ(運転手の休憩はあるけれど)、まったく停まらないよりはいい。25時ころ、サービスエリアに到着して、20分の休憩時間になった。荷物を持って、早速外へ出たけれど、僕以外には2、3人くらいしか降りなかった。ほとんどの人が眠っていたので(運転手以外)、降りなかったのは当然だ。

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 トイレに行って、おみやげ屋を覗く。閉まっている店もあったけど、こんな深夜に、ちゃんと弁当やら惣菜やら食べられるものを売っていることに感激した。おお、これでこそサービスエリア。普段は買えない、弁当や食べ物を買う機会だったけど、こんな深夜にがっつり食べるわけにはいかないと落胆した。明らかに食事の時間ではないし、車内は灯りが消えている。夜食は菊正宗ピンとカロリメイトで済ませ、そのあとは寝てしまおう。目が覚めたら、地元の駅だ。夜行バス万歳。

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 と思ったけれど、まったく寝れなかった。アルコールの効果もなかった。目を瞑って腰掛けているだけで、ほとんど徹夜で朝を迎えた。3年振りの地元の駅に着いた感慨はなく、やたらめたらと眠いだけだった。

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お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?
あのねこながい。
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もぐさ。僕っ子(大嘘)

Author:もぐさ。僕っ子(大嘘)
30代フリーター。アルバイトで食いつないでいます。

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