身だしなみ

 前の職場の女の子たちは、社員アルバイトに拘わらず、みんな制服だった。ブラウスにベスト、それにスカート。髪の長さも決まっていて、肩に掛かる長さはすべて、リボンかゴムで束ねなければならない。ほとんどが髪の長い女の子だったので、女子店員はポニーテイルばかりであった。制服好きのポニーテイル好きにはたまらない環境だったのかもしれないけれど、僕は、制服にもポニーテイルにもエルビアンノにも興味がなかったので、嬉しいと思ったことはない。
 むしろ、女の子が髪を解くと、それが誰だか解らないので困った。名前を間違えて呼ぶほど、失礼なことはない。髪を結ぶのは仕事のときだけで、行き帰りは解いている女の子が多かったのだ。同僚に対して、あなたは誰ですか、などと訊けはしないので、それとなく挨拶だけはするものの、それ以上話すことはしなかった。話し掛けるのは、いつも見慣れているポニーテイルバージョンのときだけである。男性店員は、制服も何もなく、ワイシャツ、ネクタイ、スラックスという、べつに珍しくもない格好だったけど。
 今の職場は田舎の小さな本屋なので、制服などというものはない。社員もアルバイトも関係なく、皆、好きな服を着ていき、その上からエプロンを着ける。可愛くもなく格好良くもなく、無難なだけのエプロンである。前の職場と違って、髪型は自由。長い子も短い子もいるし、束ねている子も束ねていない子もいる。しかし、暑い時期になると、エルビアンノが増殖する。いつの間にか、女の子がポニーテイルばかりになっているのだ。ポニーテイルばかりの日エッ? (;゚⊿゚)ノ マジ?
 僕は、リボンやゴムを使っていると思い込んでいたけれど、最近は、シュシュという髪留めを使っているらしい。確かに、リボンやゴムとは違った感じの髪留めであった。また、若い女の子たちは、なんらかのバッジやストラップなどをエプロンに付けていて、僕が驚いたのは、安全カッタにキャラクタのキーホルダを付けていることだった。前の職場では、カッタを使うのは男性店員のみだったので、一カ所に置いておくと、それが誰のものなのか、見分けがつかなかったものだが、こんなにも簡単な対処法があったことに驚いた。女の子の発想の鋭さに脱帽する限り。

 というか、僕はガンダムに詳しくないので、エルビアンノがどのような女の子なのかを良く知らない。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
あのねこながい。
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