ありさま

あの日の僕が 今の僕を
見たなら どんなにどんなに自分を悲しむだろう
(幸福になる100通りの方法/さだまさし)

 この1年というより、ここ数年、いったい僕は何をやっているのだ。本来なら、一時的なアルバイト生活のはずだったのに、そこに正当性を求めては駄目だろう。

人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

黒猫運輸

 クロネコヤマトの場合、Googleの検索エンジンに問い合わせ番号を入力すると、配送状況が解るようになっている。Amazonの注文履歴からも、配送状況を確認することができる。この双方を駆使して、おそらく荷物が届くだろうと思っていた昨日は届かず、今日の朝、仕事に出ているときに届いたため、再配達を頼むことになってしまった。Amazonの方では、確かに、隣の地区に配当されているはずだったのに、クロネコの表示とズレがあった模様。
 堺AFC営業所から00時31分に発送されていたので、当日中に届くと思っていたのだが、大阪ベース店を通過したのが23時21分。宅配便の仕分け作業って、23時間も掛かるのか? けど、縦型扇風機を始め、注文して翌日に届いた商品もいくつかある。大阪の配送センタに商品があっても、必ずしも翌日には届かないということか。ううむ、この辺りは(ノ゚⊿゚)ノさっぱり!さっぱり! しかし再配達では、12時から21時まで、2時間単位で指定ができるため、悶々としている時間は120分以内で済む。昨日のぐうたらが嘘のようだ。だが、嘘ではない( ノД`)シクシク…
 あとは、殺して解して並べて揃えて晒して破棄したPS2の代わりとなる、スタイリッシュPS2だけど、DVDプレイヤを購入したので、おそらくしばらくは必要ない。ここ数年、PS2は、DVDを見るための機械になっている。わざわざ、この時期にゲームをすることもあるまい。実は、PS2が素人には直せない状況に陥ったあとで、騙し騙し3カ月以上使い続けたのだ。最後は、DVDが取り出せなくなり、PS2を破壊して取り出す破目になってしまった。ううむ、7年以上使ってきたのに、とんでもなく報われない最後だったな。合掌。
 で、またしても月賦計算をしたのだけれど。2004年2月10日に19300円で購入。使用期間は7年5カ月。計算式は、19300÷89=216(月)÷30=7(日)。ひと月当たり216円。1日当たりだと7円。これ、3カ月伸ばしても、ほとんど変わらなかった。月割が8円安くなったものの、日割はまったく変わらない。理系風に言うと、月賦計算は、ある一定の期間を越えてしまうと、比例係数が小さくなる。そうだ、「月賦」という検索ワードで、このブログを訪れる人が何人かいるけれど、ここでは、一般的な意味ではなく、その商品に費やしたお金の1日換算、というような意味で使っている。「月賦」で検索された人は注意されたい。
 ついでに書いてしまうと、「ジャメヴ」も一般的な意味では使っていない。毎日の変わりない生活の中に、ときたま混ざる不確定要素という感じで使っている。ぐうたらなぐうぐう生活は、それなりに安定しているけれど、そこにいつもと違うものが混ざると、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしてしまう。その辺りを説明する文章力が僕にはないため、自分で作った言葉や、自分だけの意味で、ブログを書いてしまうのだ。たぶんこれ、探せばいろいろ出てくると思う。ニュアンスが伝わればいい、という気持ちで書いているし、伝わらなくても問題はない。あなたの気持ちは僕には解りません。
 
 圧縮。気づいてみれば、この記事は密度が高い。あるいは濃いな。本来は分割して、3記事くらいに分けるけど、面倒だから今回はこれで(*´∀`)つ旦旦旦 ってか、ヨーグルトメーカが届いたよ、という本来の日記がなくなっているぞ。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

えいせい

帝都衛星軌道 (講談社文庫)帝都衛星軌道 (講談社文庫)
島田 荘司

講談社 2009-08-12
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 あれはもう三十年近くも昔のことだ。自分は二十代だった。もしかすると、二十歳そこそこだったかもしれない。軍司。こんなところにいたのか。こんなに近くに。そして、こんな死に方をしていたのか。

 島田荘司氏の『帝都衛星軌道』(文庫版)を読了。ハードカバーの惹句が、「正直言って、自信作です」とあったので、発売当初から気になっていた。文庫落ちして、ようやく購入した次第。表題作、「帝都衛星軌道」を前後編に分けて、間に「ジャングルの虫たち」を挟むという構成。
 身代金15万円という、奇妙な誘拐事件から物語は始まる。警察視点で話が進み、犯人の計略に見事捲かれてしまう。ところが、誘拐された息子は戻ってきて、身代金も返ってくる。被害はなかったかのように思えるが、その数日後、被害者の妻が失踪してしまう。犯人が、連絡用に用いたトランシーヴァーのトリックも、失踪の原因も何も解らず、前編は終了。
 謎解きを放って、別の話に変わってしまったので、早く終わらせて後編を読もうと思ったのだが、この「ジャングルの虫たち」が、また面白い。益子秀司のような天才、軍司純一が、同年代の乞食、平栗修二に、数日間、詐話師の手解きをしていくのだが、テンポが良く、すらすらと読める。ドラマの「流星の絆」みたいな感じで。しかしこの軍司も、数年後、病院の金儲けの道具に使われた末に亡くなってしまう。正しい、正しくない、という道徳観に関係なく、賢い人間はより賢い人間に利用されるのが、当然のようになっている。学問のない人間は、そのことにさえ気づいていない。それが実際、この国の現実なのだよなあ、などと考えさせられてしまうような作品。この時点だと、「帝都衛星軌道」との関わりが解りにくいのだけれど、後編を読んでそれが解る。
 後編は、誘拐事件から6年後、夫が犯人に独自で辿り着き、惹句にあった、「驚愕の真実」、「人を愛することは、哀しい」、「俺はこの、たった1時間が欲しかったんだ」という、すべての謎が明かされる。なんというか、これはすごいな。確かに、東京の路線図って、変な形をしているし。タイトルが格好良いな程度にしか思っていなかったけれど、「帝都衛星軌道」というタイトルが、すべてを表している。東京に住んでいたことも、山の手線でぐるりと1周したこともあるのに、まったく気づかなかった。今後、丸の内線に乗る機会があれば、きっとこの話を思い出すだろう。
 そして、読了後に泣いた。本を読んで泣くというのは久し振り。『犬坊里美の冒険』の感想でも書いたけれど、島田荘司氏が、本格ミステリ要素にだけ特化した作家であったのなら、とうにファンを止めていただろう。そのように考えると、島田荘司氏が推薦した作家たちと、島田氏の作る「本格ミステリー」に祖語が生じるのは、いわば当然のこと。今後も、島田荘司流の、本格ミステリーを楽しみにしている。(2009/12/13)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

かたすみ

犬坊里美の冒険 (光文社文庫)犬坊里美の冒険 (光文社文庫)
島田 荘司

光文社 2009-08-06
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「私、頑張ります、きっとなんとかする、悲しみを力に……、それ、きっとやります!」

 島田荘司氏の『犬坊里美の冒険』(文庫版)を読了。犬坊里美、二十七歳、司法修習生、という説明に驚いてしまったけれど、『龍臥亭事件』が1995年、石岡くんが初めて里美と会ってから、10年近く経っているのだ。『龍臥亭幻想』で、里美が司法試験に合格したことを報告し、弁護士の研修がどうのと話しており、本作が、里美の弁護士実習編である。
 『女性自身』連載作品で、当時のサブタイトルが、「倉敷らぶらぶ研修記」。島田荘司がらぶらぶ? ちょっとらしからぬ作品ではないのか、と思っていたけれど、やはり根本的には、島田荘司というべき作品であった。根本的にというのは、連載雑誌のせいか、これまでの作品とは異なる趣向で、解説にあるように、テレビの2時間サスペンスドラマのお約束を取り入れている。ただ、島田氏が本格ミステリ作家であることを充分に知っている読者であれば、いつもと違った趣向がトリックに絡むと、早々に気づいてしまうだろう。しかし、本作のメインは「本格」ではなく、惹句にもある「司法」ミステリー。裁判は、真実かそうでないかを判断するのではなく、もっともらしく辻褄を合わせれば良いらしく、この仕組みであれば、冤罪が出るのはむしろ当然。
 里美と同じ法律事務所に配属された芹沢は、娘が法学部に通っているという五十一歳。僕には、司法試験の水準がどのくらいかは検討もつかないのだが、木村晋介氏や、大平光代氏など、一度で通る方が稀ということか(木村氏は、椎名誠氏や沢野ひとし氏らとの共同生活で、父親的役割を担いながら、司法試験の勉強と皿洗いのアルバイトを並行し、二十二歳の若さで合格している。すごいな、とうちゃん)。
 修習生仲間に、里美をライバル視する添田紀子という女性がいて、彼女が検事を目指すのは、高校時代、文科省(当時の文部省)の教育方針に恨みがあったから。自分が将来文科省に入っても、そのときに今の私はいない、そうなら赤の他人のために頑張るってことになるじゃない、私は他人のために頑張ることはしない、と言うのだが、この意見に愕然とした。子供相手に、君たちが大人になって状況を変えて欲しい、と言う大人は確かにいるけれど、子供たちが訴えているのは、現在の、自分たちがいるまさに今、その状況なのだよな。
 本作の探偵役、里美はというと、誰かを追及するよりも、守る方が好き、という理由で弁護士を目指す。とはいえ、天才型の御手洗潔や吉敷竹史とは違う。落ち込んだ里美が、石岡くんに電話を掛けるのだが、石岡くんの言葉が格好良過ぎる。もう、石岡くんなどと呼べやしない。石岡先生は、自嘲しながら、経験者は語るなどと言うけれど、劣等感が強く気弱な性格の里美を力づけられるのは、石岡先生だからだろう。その役だけは、御手洗潔にはできない。
 著者の言葉にある、「言葉少なに語られる片隅の人々の思い」、それを、本格ミステリに於いて示してくれている。これこそが、僕が島田荘司のファンである、もっとも深い理由だろう。(2009/12/11)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

かいじん

摩天楼の怪人 (創元推理文庫)摩天楼の怪人 (創元推理文庫)
島田 荘司

東京創元社 2009-05-30
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「はじめて出遭った温情か……。だがそれは、あなたが探さなかっただけだ」

 島田荘司氏の『摩天楼の怪人』(文庫版)を読了。第6回本格ミステリ大賞の最終候補作(2票差で、東野圭吾氏の『容疑者Xの献身』が大賞受賞)。舞台は、1969年のニューヨーク、マンハッタン。53年に及ぶ物語の謎を解くのは、コロンビア大学助教授、弱冠20歳の御手洗潔。50代の御手洗潔の物語が続いていたので、若き御手洗の活躍が読めるのを、とても楽しみにしていた。そして、御手洗の挑戦する謎が、半端ではない不可能犯罪。これは期待しないはずがない。のちに石岡くんと知り合って、多くの冒険をすることになるのだが、それらが霞んでしまうような謎の数々。
 また、事件は、1969年現代、更に1921年、1916年に遡る。21世紀という新世紀に、20世紀初頭の物語を書いている訳だが、古臭さを感じさせず、飽きることなく読めた。携帯電話やパソコンが登場していなくとも、物語が面白ければ、年代などまったく気にならない。まあ、外国人の名前は相変わらず覚えにくかったけれど。(2009/11/06)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
あのねこながい。
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