関西人はどうでもいい。もともと理解を越えているのだ。問題はわたしだ。

【2014年2月23日公開】

 驚くべきことに、本ブログのアクセスは、更新していないときの方が多いのだ。人気のある記事は、酒について書いたものばかり。まったく、読んでくれる方は、すべて逆張りか。それなら、耳が聞こえて良かったね、障害じゃなくて嬉しいね、くらいは言ってあげても良かろうに。人が批判されると、何故か、作ったものまでが非難されるのだ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。それなら、時代劇で、島原の子守歌が唄われるのはおかしい、とちゃんと突っ込んでいるんだろうな。モンドセレクションにしたって、オリンピックのように金銀銅があるから、勘違いしている人が多いけど、あれは予選などというものはなく、審査料を払えば、どれだけへたれた企業の商品でも審査してもらえるのだ。しかも参加国の半分以上が(以下略)みたいな。

 ということを、酒に酔った勢いで書いていて。前に書いたような気もするけれど、ブログを毎日書きますと言って更新しないのと、ブログはもう書きませんと言って更新するのでは、後者の方が、書く人にも読む人にも嬉しい、あるいは、ありがたいのではなかろうか。これは、僕が読む側に回ったとき、たまにでいいから、更新が少なくてもいいから、書いて欲しいと思うからである。反対に、毎日書きます、来週は書きます、本当に書きます、と言っておきながら更新できないのなら、ブログを止めます、と言ってくれた方が潔い。遅筆な作家が、次こそ早めに書きます、遅れません、と言い訳と謝罪で終わるあとがきほど、見苦しいものはない。僕は作家ではないから、このように酔っ払いの見苦しい文章を書いているのだ。
 
 僕が現在、ブログを書いたり消したりしているのは、精神が安定してないからである。たぶん。これは、仕事をしている、仕事をしていない、という状況とは関係がない。お金とは関係しているけれど。有職だろうと不安定になるし、無職だろうと安定しないことはない。世間的には、働いている者が偉い、働かない者は一人前ではない、という考えがあるようで、それがつまり、差別の基本になっていて。坂本竜馬がすごいのは、相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら、それを受け入れるという姿勢で(以下略)。実際、下書き保存した記事を公開すれば、気持ちの落ち込みに拘わらず、毎日更新することが可能であるけれど、気持ちが落ち着いたときに、ブログはもう止めよう、と考えていることもなきにしもあらずで、現状、気持ちが沈んでいるときには、ブログの更新は、下書きも含め、すべて止めることにした次第。

 それはまあ、解らないこともないけれど、公開した日記を消すことはないじゃろ、内容の修正など、いつでもできるんやし、と思っている向きがあるかもしれないが、かつて7年ほどひきこもっていたことが根底にあって。ひきこもりには1か0しかない。続けるか、辞めるか。するか、しないか。当時見たNHKのひきこもり特集番組に、スキンヘッドのナイスガイが出演していて、その著作、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂを読んだものの、やはり僕には新本格しかないと思い、無為徒食だった生活を止め、上洛を決意するのだった。などと、唐突に昔話を書いて煙に巻いているけれど、酔ったときに書いた文章は、明らかに整合性を欠いていて、冷静沈着な僕が書いたとは思えない内容のため、素面になって読み返したとき、ひいっ、これまでに築いた知的でクールなイメージが壊れてしまうことを怖れ、更新しなかったことにするのだ。要するに、この記事も数日後に消すよ、ということで。

 例に拠って、新しい仕事が明日から始まるというのに、ぐたぐたと酒を飲んで過ごしているという。昨日までは、仕事の前日は酒を控えておいた方がいいと考えて、これで酒を最後にすると、一通りの酒をわんさか買ってきて、木金土の3日間は飲み食いして、これを最後の飲み食いにするのだ、と考えたものの、仕事の前日、日曜に買いに行くという有様。それも、昼に買いに行ったときは、これで最後だ、と考えて買うのだが、夕方にも買いに出掛けてしまい、これで最後だ、と考えて買うのだが、夜にも出掛けてしまい、これで最後だ、と考えて買うのだが、まったく最後になっていないことに愕然とする。
 酒を止めることを諦めて、飲む量を少なくした方が良いのかもしれない。この先、どれだけ生きるか解らないけど、むかついて酒をがーっと飲むことはあっても、コーラをがーっと飲んだり、牛乳をがーと飲んだりすることはなさそうだし。コーヒーは、飲むのを止めようと決め、半年くらいは飲まないで過ごせたのに。冬場になって、安くて温かい飲み物が欲しくなり、インスタントコーヒーを再び飲むようになった。
 ホットウイスキーが口に合わないので、温かいウイスキーを飲む方法がないものかと調べたら、ウイスキーの紅茶割、ココア割なる飲み方が紹介されていて、騙されたと思って試してみたところ、これがかなり飲みやすい。ハイボールよりもずっといい。クリアブレンドでも、角瓶でも、どちらでも飲める。コーヒーは試していないけど、ココアで割れるということは、コーヒーでも割れそうな気がする。しかし、それを試すためには、ウイスキーを買わなければいけない。そんなことを試すために、ウイスキーを買ってはいけない。瓶に残っているコーヒーがなくなったら、再び禁コーヒーをしようと思う。そうすれば、ウイスキーのコーヒー割を試すこともなくなり、ウイスキーを買う必要もなくなる。それはつまり、酒の量を減らすことに繋がる。

 かといって、この数日、仕事の決まった無職期間を無為に過ごしていたわけではなく、車谷長吉氏の私小説と格闘していた。読書はまさに格闘技。僕が読んだことのある私小説は、岳物語を始めとする、椎名誠氏の言う、明るい私小説であり、西村賢太氏の、エンタテインメントとしての私小説である。車谷氏の鹽壺の匙を読んで、これが私小説というものか、と驚いた次第。数時間で読める代物ではない。というか、未だ、読み終わっていない。
 島田荘司氏が新本格を語るとき、特に第一世代を語るとき、登場人物の背後、人格、出自を書いてしまうと、田山花袋氏と関わり兼ねず危ない、ということを述べていたけれど、それがようやく解った気がした。この国特有の、じめじめした陰湿感を、本格推理と繋げられてはたまらない。自然主義文学に繋がる、厄介な暗がりを切り捨てた作品が、まさに新本格、ということもないだろうけど、納得できないこともない。ただ、新本格第一世代は、読みたいミステリがなかったので、自分たちで書いてみた、と言われるように、私小説との繋がりを意識していたとは思えない。
 とはいえ、僕は私小説に詳しくないし、心境小説、あるいは家庭小説がどのようなものかを知らないし、第三の新人もさっぱりである。私小説を知らない僕は、私小説について語ることができない。車谷氏の作品は、続けて読むだろうけど、それ以上に、私小説を読もうとは思えない。2年前のクリスマスイブ、ミステリや新本格を読まない縛りを解いたのに、未だに、その縛りが解けていない。去年の8月には、執筆優先生活を解除したというのに。平日読書、休日執筆の生活を始めるには、仕事を続け、最低限の収入でも、稼がなければいけない、という結論になるのか。これだけぐたぐたと書いておいて。
 ちなみに、本記事では、(以下略)以外に、カッコも鉤カッコも使わないという書き方を試してみた次第。あの子のことはどうなったんだ、思われる方がいるかもしれないが、6月の命日までに、書くことができれば書くと思う。改めて考えると、あのサークルの人たちって、活動内容と反して、人間関係はとんでもなく陰湿だったからな。まさに、私小説もかくや、と思うくらいに。とかなんとか書いているけれど、明日からの仕事が不安で、酒を飲んで、戯言をがーっと書いているだけだよ。

 それはそうに違いなかったが、馬に狐を乗せて走らせる苦痛が私を囚えていた。将来自分に然るべき文章が書ける日が来ないにしても、私は原稿用紙二万六千枚、自分の中に空井戸を掘って見ようと決心していた。
(吃りの父が歌った軍歌/車谷長吉)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
あのねこながい。
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