一部始終

 2週続けて、月曜日に出勤した。
 これまでの欠勤が9日、そのうち3日が月曜日。3分の1を占めている。これは、サザエさん症候群に罹っているのではなく、例のアレと一緒にする仕事に嫌気が差して、行きたくなくなるのだ(広義の意味では、罹っていたのかもしれない)。いつぞや、二日酔いでもどうにか行ったのは、その日が金曜日で、アレと一緒にする仕事はないし、かつ休日前だったからである。
 
 ひどかったのが先週の月曜日で、アレと一緒が嫌だからといって休んでいたら、週に3日は休まないといけなくなる。嫌でもなんでもとにかく行けと、えいやっと気持ちを奮い立たせて行ったんだけど、辞めたい感がとんでもなくひどかった。午前中の仕事をやりながら、もう辞めよう、辞めてしまおう、昼休みに実家に電話を掛けて、辞めることを伝えて、今日の帰りに退職の書類をもらって、明日には辞めてしまおう。そうだ、そうだ、そうしよう。
 昼休みになって、多少は落ち着いて、考えてみれば、実家に電話を掛けたところで、都合良く母親がいるかは解らないし、短時間で伝えられることではない。連絡するのなら、帰ってから、しっかりと話そう。そのように思い直した。アレはアレで、相変わらずアホウなことばかりをして、いつも通り、僕はムカついて腹立っていた。とりあえず、明日辞めても困らないよう、ロッカを空にして帰った。

 翌日、朝早くに鍵を返して、とんずらしてしまおうかと思ったけど、そんなことをしたところで、先方から連絡が来るだろうし、関係のない事務の人に対して、無責任なことはできない。辞めるなら、然るべき手続きを取ってから辞めよう。この日は、辞めるのに出勤するのもアホらしいと思って休んだ。体調不良で休むとの連絡を入れたけど、いつもと違って、始業時間ぎりぎりになってしまった。欠勤の連絡が、かなりしんどくなっていた。これまで何度、体調不良でもないのに、体調不良で休むと言ってきたのか。しんどくてもつらくても、高校へ通っていたころの僕は、もはやどこにもいない。
 休んで、母親に電話を掛け、実家に戻ることを伝えた。実はこれ、こんな簡単な問題じゃないんだよ。実家に帰るということは、父親との確執や、妹との確執に、向かい合わなければならない。口では謝る、土下座すると言えるけど、実際にできるかどうかは解らない。しかも、負け犬同然での帰郷のため、実家に帰ったから安心して暮らせる、というわけにはいかない(だからこそ、実家ではなく、実家の近くにアパートを借りることを目標としているのだ)。帰ったら帰ったで、状況は厳しいのだが、こちらで仕事が続けられない以上、もうどうしようもなかった。そのことも覚悟した上で、帰郷の連絡である。

 その翌日、会社へ退職の手続きに行った。事務の人に言えば、機械的に退職の書類をくれるだろうから、仕事場へ顔を出さなくても良かったのだが、やはり最後だし、上司に伝えてから辞めようと思い、いつもより早くに家を出た。始業前に仕事場へ行って、上司に話があると伝えたら、朝っぱらからなんやねん、と言われた。その言い方はないだろう、と思ったけどな。辞めることを伝えたら、上司では判断できないらしく、上司の上司に丸投げされた。最後まで、役に立たねえ上司だよ( ゚д゚)ポポポポーン
 そのあと、上司と一緒に、上司の上司のところに出向き(仕事場所が違うのだ)、理由を言って、辞めることを伝えたら、部署変えればいいん違うの、と言われた( ゚д゚)ポカーン いや、それはずっと考えていたけれど、上司の対応がおざなりだったから、こんな自分勝手な要求は聞いてもらえないだろうと、部署変更は諦めていたのだ。変えてもらえるのであれば続けます、と僕は答えた。上司の上司は、相談があるならもっと早くに来いよ、いろいろ考え過ぎなんだよ、と言っていたけれど、直属の上司を飛ばして、上司の上司に相談するのは、なかなか難しいものがある。それに、この人が嫌だから変えてくれ、という意見が通るなど思わなかった。
 考えてみれば、例の落としどころも、上司の上司に相談して、やっと上司が動いてくれたのだ。まあ、権限の違いがあるのかもしれないけど、それでも、上司は役に立たなかったよ。落としどころから2カ月経って、2カ月耐えて、ついに部署を変えてもらうことになった。よやくアレと離れられるよ。そりゃまあ、同じ職場にいる以上、ロッカやら食堂やら、他のフロアの手伝いやら、まったく顔を合わせないというわけにはいかないけれど、会う機会は、これまでと違って最低限になる。それだけでも、かなり気が休まる。
 次の場所が、とんでもなくやりやすい、ということはないだろうし、ムカつきや腹立ちもあるだろうけど、アレがいないだけで充分だ。それで上手くいかないのなら、僕に原因があるということ。その覚悟はしておこう。

 という感じで、一応の決着はついた。その日にいきなり仕事場変更、というわけにはいかなかったらしいけど、今日は辞める気で来たので、仕事の道具を持ってきていないので休みます、と言ってしまう図々しさ。辞める前に、アレを殴ることは難しくなったけど、もういいや、徐々に忘れていこう。
 帰ってから、こんなにも嬉しい日には何かをがっつりと食べたいと思い、4月5日に始めたばかりの500円玉貯金箱を開け、ピザハットのランチメニューを、えいやっと頼んでうまうま。やっぱり酒も飲んでいるけどな。この日が、今のところ、最後の欠勤日。もう、これ以上、休むわけにはいかない。次に休むのは、自分の決めた区切りまで働いて、きちんと辞めるときである。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

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やったね、いえーい(∩゚∀゚)∩

ゆうきさん
何度もコメントありがとうございます。落ち込んでいたので、とても励みになりました。

今回、改めて思ったのは、小説家になる才能というのは、物語を作る才能ではなく、どんなことがあっても、作品を書くことのできる人ではないかと。2、3カ月でささっと書き終えることができなかったのは、当時も、ムカついたり、落ち込んだり、精神的な浮き沈みがあったからです。仕事の時間以外に、仕事のことは考えない。ということを、これまで実践してきたつもりでいたのですが、全く以て割り切れていませんでした。

嫌なことがあっても、まあ、いいや、と思えるようになりたいものです。当然、酒に頼ることなしで。
あのねこながい。
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