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ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延

アスキーメディアワークス 2011-03-25
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「今、どんなお仕事をなさってますか?」
「……無職です」
「アルバイトは?」
「……今は、なにも」

 三上延氏の『ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』を読了。うお、なんだこれ、これまで読んだメディアワークス文庫の中では、断トツに面白いぞ。発売当時、書店員をしていた僕は、タイトルとイラストを覚えていたけれど、他のライトノベルとの差別化ができなくて、手に取ってみようとも思わなかった。気に掛かったのは、本屋大賞ノミネートとか、100万部突破という情報を知ってから。いずれ読んでみなければと思った次第。
 なんてこった、新人作家のデビュー作が、3巻で累計300万部を突破しているのかと(ノ゚⊿゚)ノびっくり!! したけれど、新人ではなく、電撃文庫で10年以上活躍している方だと知って納得。確かに、新人で、この文章力と構成力だったらすご過ぎる。表紙イラストと、栞子さんのイメージがちょっと違うかな、と思ったくらいで、他には文句の付けようがない。あとがきが、とんでもなく普通だったことに安心した。受け狙いの、しょうもないあとがきが、ライトノベルには多いのだ。
 謎解きの面白さはもとより、本好きにとっては、栞子さんの気持ちが痛いほどに解る。本好きってのは、たかが本のために、そこまでするんだよ。好きな本の話をしたくても、そう都合良く、聞いてくれる人などいない。
 学生時代、僕は推理小説研究会に所属していたけれど、大好きな清涼院流水氏の話ができないのはつらかった。なんでそこまで嫌われてんだよ。好きな作家を貶されるくらいなら、最初から話さない方がいい。結局、無難に評価される作家の話しかできなくなるのだ。まあ、中学生のころからさだまさし氏のファンだった僕は、既に経験したことだったけど。
 第二話で、年を取った女性が万引きを見つかって、「好きでやってるわけじゃないんだから。わたし見みたいな年寄りは、こういうことをしなきゃいけない時があるの」と言うけれど、さっぱり意味が解らない。のちのエピソードに絡んでくるかと思ったら、この場限りの登場だった。年を取ると、万引きしたくなるのか? 僕は年寄りじゃないので、やはり解らない。
 作中舞台があと数カ月先だったら、スピンの付いた文庫で、星海社文庫が出てきたかもしれない。しかし、星海社文庫を読む栞子さんは想像できないな。え、ひぐらし読んでるんですか?
お金がないから我慢しよう、というのは「我慢」なのか?

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