親の願い

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)
野崎 まど

アスキー・メディアワークス 2011-08-25
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「友達とは何か。なぜ友達が必要か。そして」「友達の作り方が、やっと解りました」

 野崎まど氏の『パーフェクトフレンド』を読了。普通に無難に面白い。野崎氏の作品は当たり外れが多く、受け入れられるか受け入れられないかの幅が大きい。受け狙いのプロフィールやあとがきは諦めているけれど、登場人物の会話がかなり厳しい。本作は小学生4人の物語ということで、会話や振る舞いが自然に思えた。既刊では、小学生がするような会話を、高校生以上の人たちがしていたのだ。違和感があって当然だろう。
 登場人物の思考のズレというか、発想の気持ち悪さは、浦賀和宏氏や、城平京氏に通じるものがある。もっとも、積木鏡介ほどには突き抜けていない。あらすじには「友情ミステリ」とあって、相変わらず意味不明な惹句なんだけど、ライトノベルでミステリーという感じ。本格ではないけれど。たぶんこれ、後半の怒涛の展開は、本格読者には受け入れられないだろう。本格の枠組みを外している。ただ、広義の意味でのミステリには含まれるので、僕のように、ミステリも読むし、ライトノベルも読む読書にとっては、それなりに楽しめる作品だと思う。
 本作は、和菓子みたいな名前の女の子が、なぜ友達が必要なのか、友達とは何なのか、その答えに辿り着き、童貞を、ぶひぃ、ぶひぃ、ぶひぃ、と鳴かせる話。いや、嘘じゃないよ。本当だよ。とりあえず、良い話だなあ、で終わりそうなところを、最後で覆すのが野崎氏の作風か。まあ、毎回このパタンなんだけど。最後の数ページは読者サービスみたいなものかね。
 野崎氏の作品では、本作がもっとも面白かった。けれど、次作の『2』が、かなりの高評価なので期待しておこう。タイトルからしてすごいよな。なんだよ、『2』って。
自分の夢のために、子供を道連れにしないように。

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