ナベカマ

あやしい探検隊北へ (角川文庫)あやしい探検隊北へ (角川文庫)
椎名 誠

角川書店 1992-07
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「そういうもんだよ。おれたちはやっぱり演歌なんだよ。その中でもとりわけおまえが一番演歌だったのに、そいつがトロピカルになっちゃうとなにかがどこかで困ってしまうんだなあ……」

 椎名誠氏の『あやしい探検隊 北へ』を読了。1作目から17年越しで、ようやく2作目を読了。これは僕が読まなかっただけで、3作目以降も、順次刊行されている。元本の刊行が1984年、本書は1980年前後の「東ケト会」の活動記録が主であるけれど、今読んでも、まったく古さを感じさせない。30年の時間差など関係なく、メンバそれぞれが、独特で魅力的で怪しくて、そちらの方に興味を惹かれてしまうのだ。
 この人たちは、本当に、ばかばかしいことを、楽しそうにやっているんだよ。椎名氏の他の著作でも思うことだけど、中でも、沢野ひとし氏の発想がすごい。「山田大会」という得意技がとんでもないし、それに乗れる仲間達もいい。木村晋介氏も一緒なんだからなあ。面白いよなあ。「まあビールでも飲んでいきなよ山田君」 
 タイトルは「北へ」となっているけれど、北へ向かう話ばかりではなく、南の島の話も書かれている。演歌が好きな編集者が、タイトルを「北へ」にしましょうよと提案したらしい。編集者までもが、怪しくて不思議な人なのだ。書く方も楽しく、読む方も楽しく、更には作る人までが楽しかったというのは、とんでもなく素晴らしい本ではないか。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

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