交代制昼休み

 本来は、「この頃なんだかおかしな具合になってきたなあ……」という記事で書くつもりでいたけれど、長くなりそうなので触れなかったことを書いておこう。新しい作業のことではなく、昼休みとペットボトルのことである。

 以前書いたように、今の職場は昼休みが交代制になっていて、早い方と遅い方に分かれている。本来の作業場だと、僕と若い社員が同じ時間帯、上司が別の時間帯である。別場所で作業をするときは、担当の年配社員とパートのおばちゃんの昼休みに合わせなければいけない。早い遅いに関係なく、僕が手伝うのは遅い方の昼休みが終わる時間まで。手伝いに行く僕が、ひとりで作業ができるはずもなく、時間帯を合わせるのは当然のこと。ただ、別場所の昼休みは、これまでとは別の時間帯である。
 つまり、以前の昼休みには会わなかった人たちと食事の時間が重なり、僕が座る席を新しく探さなければいけない。最初に話を聞いたとき、新しい作業よりも、こちらの方を億劫に感じた。食堂の席は自由なので、どこに座っても良いはずだけど、暗黙の了解で、だいたいは座る位置が決まっている。
 また、これまでの昼休みは、若い社員が多く、年配社員が少し混ざっているくらいだった。そこで見掛けない人たち、壮年の管理職、年配のベテラン従業員、パートのおばちゃん、周りの迷惑を気にしない、自信と貫録を持っている人たちが一緒になると推測できる。俺の席に座るな、などと言う人はいないだろうけど、誰かの席に座ってしまうことは避けたい。

 もうひとつ億劫なことがある。僕はペットボトルに麦茶なり烏龍茶を入れて、職場に持っていく。これまでは、作業場近くの休憩室というか荷物置き場のようなところに置いておき、5分休憩や、食堂から戻ってきて飲むことが多かった。本来の作業場と、手伝いに行く別場所は、それなりに離れているので、取りに戻っていたら、5分休憩など終わってしまう。別場所で作業を始めると、それは別場所の荷物置き場に置くことになる。冬場なら、水分補給は最低限で良いけれど、夏に向かうこれからの時期、休み時間に水分を摂らないのはきつい。
 さて、昼休みにペットボトルをどうするか。昼休みが早い方であれば問題はない。別場所の荷物置き場に置いておき、食事を摂って昼休みを終えたら、別場所に戻って作業を再開する。時間が来たら、ペットボトルを持って、本来の作業場に戻れば良い。昼休みが遅い方だと、別場所での作業を終えて、食事を摂ったあと、本来の作業場に戻るのが自然な流れである。
 ただ、その場合、ペットボトルを食堂に持っていくことになる。僕はいつも、食堂に用意されたお茶を飲んでいるのだが、ペットボトルを持っていくと、お茶を飲みにくくなるのではないか、と考えてしまった。ペットボトルを持っているのに、なんでお茶飲んでるん? などと言う人はいないだろうけど。
 それなら、別場所の荷物置き場にペットボトルを置いたままにして、食事を終えたあとに取りにくれば良いのだが、別場所には常時動かしている機械はないので、昼休みが来ると、作業場の電気はすべて消されてしまう。昼休みに戻ってきて、こそこそ作業場に戻り、荷物置き場を物色するような真似は避けたい。というように、新しい作業に対する不安もあるのだが、作業以外のことも、いろいろと心配してしまうのだ。

 それのどこが心配事なのか、と思う人が多いだろうけど、僕には不安要素でしかない。ブログで書いているのは、ほんの一部分だけ。僕の半分は不安でできている、と言っても過言ではない。僕のブログを読んでいる人は、これを区切りに、読むのをやめた方が良い。僕はこんな人なんだよ。へたれさ炸裂っ(ノ゚⊿゚)ノカシューン! 

 そんなわけで。別場所手伝い最初の週のことを書いておこう。
 初めての作業なので、最初は年配社員にいろいろと注意された。違う、そうじゃない。椅子と脚立、全然違う、全然違う。みたいなことは言わないけれど。それでも、2日、3日すると、ある程度は慣れてきた。それに、別場所での作業は、製品を加工する作業ではなく、加工した製品に処理をする作業なので、機械油で汚れることがない。こちらの作業も、それなりに利点はある。午後からは、機械油で汚れる作業に戻るれど。作業内容のことはこれくらいにして。本題に入ろう。
 初週は昼休みが遅い方。ペットボトルはどうしようか、結論が出ないまま、初日を迎えてしまった。このままだと、真っ暗になった作業場に取りに戻らなければいけなくなる。と思っていたのだが、昼休みになる直前、5分前くらいに気がついた。ロッカに置いておけば良いのではないか。ロッカのある更衣室は、別場所のすぐ近くにあるのだ。
 つまり、昼休みになったら、ペットボトルをロッカに置いておき、食堂で昼食を摂ったあと、ロッカに取りに戻れば良い。ロッカならば、気兼ねなく出入りすることができる。食堂からロッカに戻り、更に本来の作業場に戻ることになるけれど、やきもきして別場所の荷物置き場に置いておくよりはずっと良い。なんてことだ、ここへ来て、究極の抜け道を紡ぎだすとは。
 昼休みになると、年配社員によって作業場の電気が消された。僕はペットボトルを持ってロッカへ向かう。ペットボトルをロッカに置くと、急ぐことなく食堂へ。ある程度、席が埋まっている状態で、空いている席に座ろうと考えたのだ。ただ、それでも早かったようで、席に着いている人の方が少なかった。たぶんこれは、昼休みになってすぐに食堂へは行かない、煙草を吸ったり、水を飲んだり、一休みしてから食堂へ来る人が多いからだと思われる。なんという誤算。
 来てしまった以上は仕方がない。カウンタで定食を受け取り、誰も座っていないテーブルの端に座った。そこで食事をしていたら、年配のベテラン従業員たちが同じテーブルに座り始めた。なんてことだ、ここはおじいちゃん席だったのか。僕の座っている場所も、本来は誰かが座っている席かもしれない。だが、そんなことを訊く勇気を持っていないので、僕はそそくさと食事を終えて席を立った。
 それでも、食べている間に、おおよその把握はできた。この時間の食堂は、管理職が座るエリア、年配従業員が座るエリア、パートの人たちが座るエリア、そして、若い社員が点在するエリアに分かれていた。僕が座るべきは、若い社員が点在しているエリアである。この中の空いた席に座るのがベスト。
 結局、この週は、毎日違う席に座った。どの席が確実に空いているかを見極める日々だった。そして、カウンタからもっとも遠いテーブルが、いつも空いていることに気づく。確かに、不便な席だけあって、誰も使っていないのだろう。いよいよとなれば、あの席に座ろう。どうにか、最低限の安全は確保できた。まったく、仕事とは関係のない不安に、僕はいつもやきもきさせられているのだ。
 4月9日にして、食費が1万5000円を超えてしまったのは、これらの不安要素が原因である。食堂の席はどこに座れば良いか、ペットボトルはどこに置いておけば良いか、そのことが不安で酒を飲んでいたのだ。こんなことで怯えてどうするのか、と思うけど、心配なものは仕方がない。酒を飲んで解決する問題ではないのだが。
それが、実弾だ。生活に打ち込む、本物の力。

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