戯言03

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2008-08-12
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「僕に優しくしてもらえるなんて思わないでくれよ。僕と仲良くなろうだなんて思わないでくれ。僕はそういうの──気持ち悪いんだよ」

 西尾維新氏の『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』(文庫版)を読了。舞台が舞台なだけに、ミステリ要素は減少し、戦闘や会話に比重が置かれている。元本が、密室本という企画のため、前2作と違ってかなり薄い。企画自体は面白いものだったけれど、シリーズものを書く作家にとっては、原稿枚数の縛りは邪魔なものでしかない。それがなければ、もう少しミステリ要素が増えていたのではないか、と思わないこともなく。(2008/11/27)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

戯言02

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2008-06-13
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「そうだな、あまり真っ当な人生送ってないんだよ。いや、真っ当ではあるのかな。だけど僕が真っ当じゃなかった」
 
 西尾維新氏の『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』(文庫版)を読了。明らかに購入し難い表紙イラスト、と思うのだけれど、逆に、イラストが良いので、(ノベルス版も持っているのに)購入するという方もおられるようだから、表紙がイラストでも需要はあるのだろう。作中に出てくる、新京極のマクドナルドは、今はもうない。
 《そんないっくんのことが、大好きです》。
 だから、《助けて欲しかった》。

 5年振りに読んだけれど、やはりこのフレーズは秀逸。(2008/11/07)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

戯言01

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)
西尾 維新

講談社 2008-04-15
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「……あなた、ひょっとして本当にぼくのこと嫌いなんですか」

 西尾維新氏の『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(文庫版)を読了。前に読んだのは、ノベルス版発売のときだから、6年振りの再読(西尾氏の著作は、例外的に、刊行された年に読んでいるようだ)。
 前回は1日で読了したのだが、今回は3日掛かった。加筆訂正はされていないのに、である。理由としては、ミステリとして読んでいないこと、文章の使い方を意識して読んだこと、等が挙げられる(ノベルス版は、2002年に読んだミステリベストで、5位となっている)。
 当時は、「孤島×密室×首なし死体」のデビュー作が講談社ノベルスから出たのだから、この作者は新本格派に属するに違いない、と思い込んでいた(現在の講談社ノベルスの読者層は、新本格を知らない人の方が多いだろう)。魅力的なミステリ要素を含んでいるのに、どうも、一連の作品とは違うよな、と思っていた部分が、西尾氏の作風だったのだ、と解るのは、著作を何作か読んだあと(それを、初読のときは、鬱陶しいと思っていた)。
 だから、ノベルス版の惹句にあった、新青春エンタという言葉の意味が全く解らなかった。今となれば、西尾維新氏の著作がどのような種類のエンタテインメントを展開しているかは歴然である。(2008/09/13)
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

5000

 カウンタ5000到達ということで、1度はやってみたかったというか、1度だけやってみたかったというか、単なるこじつけというか託けなのだけど、これまでに読んだ、西尾維新文庫の感想を一挙公開してみよう。何故文庫だけなのかというと、元本は図書館で借りて、文庫のみを買っているからだ。
 本来は、『ファウスト』が延期になったので、前号の感想を挙げようと思っていたのだが、既読の『メフィスト』『パンドラ』の感想と併せて、時期をずらして公開することにした。『ファウスト』が近いうちに出るのなら、当然、最新号の感想を先に載せるけど。
 また、読んだ本すべての感想は書いていないので、西尾維新氏の作品感想も、ほんの少ししか書いていないと思っていた。だから、『ファウスト』の感想を考えていたのだけれど、調べてみると、書いていないどころではなく、戯言シリーズの感想がすべて書いてある( ゚д゚)ポカーン
 まったく、当時の僕は、良くそんなことができたものだ。今では、つまらない本の感想は書かない、書きたくない、書きにくい本の感想は書かない、と決めなければ、とても感想なんか書けやしない。だから、これから公開する感想は、当時の感想の欠片とでも言うべきものか。今の僕では、しっかりした感想なんて書けないよ。

 追加。実はこれが、ブログ件数1000記事目(無理やり合わせたのだ)。感想は、JDCトリビュートで、ぴたり件数100記事目(無理やり合わせたのだ)。連続公開素数縛りもどうにか達成。清涼院流水ファンとしては、こじつけや託け、あるいははったりが必要だ。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

ルートA

傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2010-12-25
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 文庫本も、今みたいに文字が大きくて読みづらいなんてことはないだろうしな!
 文庫本も、今みたいに文字が大きくて読みづらいなんてことはないだろうしな!
 文庫本も、今みたいに文字が大きくて読みづらいなんてことはないだろうしな!
 文庫本も、今みたいに文字が大きくて読みづらいなんてことはないだろうしな!

 良くぞ言ってくれた阿良々木暦、西尾維新文庫は、今後も1ページに17行(あるいは18行)でお願いします、と要望を書いてしまったけれど、西尾維新氏の『傾物語』を読了。いやはやすごいな西尾維新。3カ月ごとの新作発売、並行しての漫画原作、『メフィスト』掲載の短編、9月には講談社ノベルスから新作も出るようで、いったいどんだけ速筆なんだよ。30歳になったら執筆ペースを落とすようなことを言われていたが、あの発言はどこへ行ったのか。それとも、まだ30歳にはなっていないのか。
 物語シリーズシーズン2第二話、八九寺真宵エピソード。八九寺視点での物語展開かと思っていたけれど、従来通り、阿良々木暦が語り部である。まあ、八九寺を助けるための物語なのだから、当然といえば当然か(とミスリードしておく)。ミステリではないから、内容に踏み込んでも良いと思うのだけど、知らない人から恨まれるのも余り良い気はしないので、解る人にだけ解るように書こう。本作は、『ドラえもん』だと思って読んでいたら、実は『ひぐらしのなく頃に』だった、という感じ(作中でも、小説や漫画や映画の譬えがわんさか出てくる)。物語史上最強の二人組(ツーマンセル)が大活躍するのは嘘ではないけれど、最強という言葉は、忍野メメにこそ相応しい。いったい、どんだけのことが見通せるんだよ。すご過ぎるだろ、忍野メメ。
 シーズン2に入ってから、キャラ変わり過ぎな人が何人もいるのだが、忍野忍もそのひとり。『傷物語』のあとに本作を読んだなら、余りの変わりように(ノ゚⊿゚)ノびっくり!!するぜ。さすがは、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。という訳で、この物語は、次巻の『花物語』に続くようである。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

新章突入

猫物語 (白) (講談社BOX)猫物語 (白) (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2010-10-27
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「しかしもう、この『今から思えば』というところが、やはり同様に、既に規制は条例の制定を待つまでもなく、あちこちで始まっておるということなのじゃろうか。悲しい話じゃのう」
「他人事のように喋ってるところ悪いが、条例が制定されて誰よりも規制されるのは他にゃらぬお前だにゃん」

 西尾維新氏の『猫物語(白)』を読了。いやはやすごいな西尾維新。前作、『猫物語(黒)』とはまったく対になんかなっていない。タイトルとは裏腹に、それぞれ独立した作品である。ファーストシーズンが普通に面白いとしたら、本作から始まるセカンドシーズンは、普通じゃないくらいに面白い。リジンロイシンニシオイシン。
 前作までは、あくまで阿良々木暦視点だったけど、本作以降は、各作品のヒロイン視点。つまりは、これまで主役ではなかった、彼女たちの物語。語り手が変わると、必然、阿良々木暦との絡みが減る訳だけど、それでいて充分に面白い。阿良々木暦がいない場所での、女の子同士のやり取りも興味深い。
 しかし本作では、女の子たち何人かの髪型が、これまでとはすっかり変わっている(戦場ヶ原さんはキャラが変わっている)ので、仮にセカンドシーズンがアニメ化された場合、キャラクタの容姿を好きになったユーザはどう対応するのかなと思ったり。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。

傷害事件

難民探偵 (100周年書き下ろし)難民探偵 (100周年書き下ろし)
西尾 維新

講談社 2009-12-11
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「自分では高望みなんてしているつもりはないんですけれど、それでも無意識のうちに、ハードルを上げちゃっているんでしょうね。こんなに頑張っているんだから、もっといい企業に就職しなきゃ報われないって、思っちゃっているのかもしれません。それが正しいあり方だって」

 引用した、窓居証子の科白が沁みるなあ( ノД`)うわーん… むしろ、『就職浪人』というタイトルで、ミステリとは関係のない話にしてくれて良かったのに、などとフリータ生活継続中の僕は思いつつ、西尾維新氏の『難民探偵』を読了。講談社創業100周年記念出版として、ノベルスでも文庫でもBOXでもない、ハードカバーでの刊行。惹句にある、怪心のスイリ小説というのは言い得て妙で、解りやすく言い換えると、反推理小説、逆推理小説、超推理小説、一般的なミステリとは違うよ小説、みたいな。
 従来のファンではなく、ハードカバーや装丁に惹かれ、初めて西尾維新を読むような人たちにしてみれば、妥当で無難な内容ではないかと。つまり、西尾氏の作品にしては、物語も人物も、淡々として落ち着いている。山場がない訳ではないけれど、それほどの山ではないから、ああ、そうなんだ、で終わってしまう。つまらなさも面白さもほどほどにあって、西尾作品の中では、1番じゃないけどビリでもないよ、そんな感じ。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
あのねこながい。
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体調維持。腹八分目。消化で体力を消耗しない。節約して貯金。同情より金。とにかく金。同情するなら金をくれッ!!

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